叱ること・褒めること~まずは3つのポイントから
褒めることに関して、褒めていても行動が変わらないで甘えるんじゃないかと思われる方も多いと思います。
今回は叱ることや褒めることについて、何が良いのか、どうすれば良いのかを考えていこうと思います。
【叱る】
叱ることの特徴は、効果が分かりやすいことにあります。
叱る場面というのは、望ましくない行動をした時が多いと思われますが、望ましくない行動に対して叱ることで、一時的にその行動を止めることは可能になります。
その為、効果がとても分かりやすく感じるのです。
ですが、一時的に止まるだけで、次にどう対処すれば良いのかが分かっていないと、同じような場面になった時に、同じ行動を繰り返すことが考えられます。
【褒める】
褒めることの特徴は、すぐに効果が分かりづらいことです。
褒めることでお子さんはとても嬉しくなり、褒めてもらえることが分かれば、その望ましい行動を繰り返しすることも考えられます。
しかし、その望ましい行動というものがなかなか見受けられない場合、褒めたくても褒められないという問題点も生じてきます。
また、お子様によっては、褒められることが「自分をコントロールするための手段」として認識し、褒められることに対して拒否を示される場合もあります。
「叱る」と「褒める」のそれぞれについてお話ししましたが、本人自身がどのような行動をすれば良いのかが分からない場合、叱ることや褒めることの効果は薄くなってしまう可能性も考えられます。
また、周りにとって望ましいと思われる行動でも、本人にとっては受け入れられない行動かも知れません。
それをいくら教えたところで、やる意味がないと思ってしまう可能性もありますね。
そしてさらには、知っているけど望ましい行動をしないという事態にも陥る可能性が考えられるのです。
ではどうすると良いのか?
以下のことを意識してみましょう。
●望ましい行動は、本人が少しの努力で出来るものにする
●もし望ましくない行動をした場合、どのような行動を取れば良いのかを考える機会を作ること(タイムアウト:短時間、どうすれば良いのかを考える時間を取る。など)
●望ましい行動を取った場合、本人が喜ぶ形で褒めること
長文でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
お子様のことを真摯に考えていることが伝わってきます。
お子様の状況・状態によって考えることが難しいこともあると思いますが、対応について一緒に考えていけたらと思います。
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<担当:中道>
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