NEWS / BLOG

お知らせ・ブログ

2023年ご挨拶

2023年がスタートしました。

2020年4月コロナ禍でのオープンでしたが、多くの方々に支えられながら、もうすぐ丸3年になります。

スタート時からご利用いただいているお子様も小学校から中学校、そして中学校から高校へと学びの場が変わったり、スタッフよりも背が高くなるなど、3年という時間の長さを、子どもたちの成長変化からあらためて気づかせてもらえています。

 

 

私たちのメッセージ「壁、とかす、なくす、WALLESS 」は、人の中にある壁、人と人の壁、制度と制度の壁、企業と福祉など、目に見えない壁を少しでもなくしたいという思い、「WALL(壁)+LESS(減らす)」から掲げました。

 

 

WALLESS ACADEMY は「困っている子どもを取り囲む壁」を少しでも溶かすことができるよう、今後もスタッフ一同お手伝いさせていただきたいと思っております。

子どもたちが日々成長するように、私たちも日々学び、支援を充実できるよう取り組んで参ります。

 

 

本年もWALLESS をよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

<管理者:永田弘幸>

Share →
壁とかす なくす “WALLESS”
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
walless.net

WALLESS合同イベント ご報告

2022年11月6日(日)

JOBTORE(ジョブトレ)開業1周年にあわせまして、この度初めてACADEMYとの合同イベントを企画・開催いたしました。

 

「JOBTOREってどんなところだろう?」「就労移行支援ってなに?」「うちの子は就職できるのだろうか…」ACADEMYをご利用されている方ならきっとこのような疑問や不安が浮かんでいることと思います。

 

ACADEMYをご利用されている方に日ごろの感謝を込めてご招待したところ、当日はお子様含め19名の方にご参加いただきました。

同じビルの3階会場にて、いつもと違った雰囲気の中スタッフも初めてでドキドキの中無事終えることが出来ました。

ご参加いただいた皆様には改めて感謝申し上げます。

 

当日アンケートにてご記入いただいた質問にこの場をかりてお答えしたいと思います。

 

 

 

【就労について】

 

1)ジョブトレ(就労移行支援)、就労継続支援AとBについての違いなど、どんな仕事があるのか知りたい

⇒ ジョブトレ含む就労移行支援は、一般就労を目指す方が自身のスキルや適職を知る、どのような配慮があると働きやすいのかを一緒に考え、就職後のサポート体制を構築するなど、安心して一般就労ができる体制を作っていく福祉サービスです。

就労継続支援A型とB型は福祉的配慮を受けながら働く土台を作っていく福祉サービスです。雇用契約を結ぶか結ばないか、給与か出来高による工賃かなどの違いがあります。仕事内容は各事業所により異なりますので、見学する必要があります。

 

2)子供がジョブトレに行けるタイプかどうか

⇒ アカデミーのご利用と同様、主治医の診断書や意見書により福祉サービスが必要と判断され、必要書類を各市町の窓口へ申請すると同時に、相談員が作成するサービス等利用計画も提出、判定の後受給者証が発行されご利用が可能となります。また、アカデミーをご利用されている方は、アカデミーでの分析や取り組み、保護者様や相談員と話し合いの上、最終判断します。

 

3)大学→就職について

⇒ 大学にはキャリア相談窓口があります。勉強と就職活動の両立が苦手な方には、在学時は学業に専念してもらい、就職後に就労移行支援サービスなどを利用して就職する方法もあります。また、いくつか利用の要件はありますが、大学4年生時から就労移行支援サービスを使ってより手厚い就職のサポートを受けながら就職する選択肢もあります。

 

4)将来の進学や就職のために、今やっておくべきこと、体験させたいことなどを詳しく教えてほしい

⇒ ご家族にとって進学や就職はとても大きい出来事です。今私たちが出来ることは、ご本人様の興味・関心や強みを、様々な活動を通して把握していくこと、そしてそれをご家庭、学校、アカデミーなど関わる人たちみんなで一緒に成長をみていけたらと思います。

 

 

(JOBTORE サービス管理責任者 伊藤の説明)

 

 

 

【進学について】

 

1)進学(4年制大学)させたい。その時のサポートについて知りたい。高校(向いている学校)も知りたい。

中学2年生ですが、高校選びについて情報がわかりにくいため困っています。このようなテーマでの研修をしてほしいです。

⇒ 進学に関しては学校がこれまでの資料や最新情報を把握されていることが多いです。学校と相談をされながら、支援が必要なお子様に関しては学校等関係機関と連携しますので、学校の先生を中心に担当相談員、事業所へご相談ください。保護者様、ご本人様の希望進学先を尊重しながら、必要な情報意見等提供いたします。

 

 

 

【高校生以上への支援について】

 

1)高校生になって様々な職業がある事が、わかる様なプログラムがあると、高卒後就労の子供にとって、様々な選択が出来てよいと思います。学校での実習の少なさを考えると、より体験の出来る場があったり見学をして実際に体感を出来るとうれしいです。

⇒ アカデミーの発表内にて少々取り上げましたが、「セルフサポート」等ワークをご用意しております。今後はジョブトレと連携を図りながら高卒後の就労についてサポートできればと考えております。

 

2)学生時代(高校生、大学生以上)から、就労に向けてのSSTやトレーニング、インターンシップへのサポート、就職活動のサポートが受けれたらいいな…と思っています。

⇒ 高校や大学により受けられるサポートは様々です。支援が必要なお子様は18歳までアカデミーなどの放課後等デイサービスが利用でき、その中でSSTは可能です。

 

3)学校の長期休暇中にできる短期のものなどバイトのあっせん(仕事の体験など)などもあったらいいな~と思っています。

⇒ 基本的に就労移行支援はアルバイトをしながらの併用はできません。あくまで就労するまでのスキルを学ぶ・身に付ける場となり、その中で就労に向けたSSTやトレーニングを受けることが出来ます。

 

 

 

(ACADEMY 児童発達管理責任者 近藤の説明)

 

 

 

【その他】

 

1)相談場所について

子供の相談や親の事などを相談できる場所があるかなどを教えてほしいです。

⇒ 発達に関する支援についてのご相談は、担当相談員やアカデミーなど事業所にて承っております。宿題や友人関係など教育にまつわる悩みは学校(担任の先生、学年主任、スクールカウンセラー、特別支援コーディネーターなど)や教育委員会、生活上で生じるお悩み(こころ、引きこもり、子育て、ひとり親など)は役所の各窓口など。

福井県が運営する「つながる・ライン」(AIチャットボットによる悩みに応じた相談窓口のご紹介)もご活用ください。

詳しくはブログでも紹介させていただきましたのでご参考ください(2022.10.22 親子の居心地よい関係を築くには?)。

 

2)兄弟間の関わりについて

障害を持つ兄第(健常児と障害児)の間わり方について、どのようにすると仲良くできるのか取り上げて欲しいです。

⇒ ご兄弟がいらっしゃるご家庭では、その子に応じた臨機応変な対応にご苦労されていることと存じます。現在、ペアレントトレーニング内でも取り上げております。今後も希望の声が多数ありましたら開催させていただきますので、是非ご参加ください。

 

 

 

 

 

感想もたくさんいただいており、「大変分かりやすかった」、「就職について前もって考えることができ不安が和らいだ」「幼い頃から大人まで一連の支援がつながることは心強い」などなどありがたいお言葉をたくさん頂戴し、改めて開催して良かったとスタッフ一同安堵しております。

今後もこのような機会を定期的に設け、利用者様、保護者様に寄り添いながら併走していきます!!

 

 

 

 

 

<担当:近藤>

Share →
壁とかす なくす “WALLESS”
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
walless.net

親子の居心地よい関係を築くには?

「どうしてそういうことするの!」

「なんでそういうこと言うの?」

「〇〇しなさい」!

 

思い通りに行動してくれないと、ついつい見守るつもりが、言い合いになりイライラする関係になっていませんか?

お子さんに対する不安が強いほど、ついつい先回りして何かをしてあげたくなりますよね。

それはひょっとしたら、親子の距離が近すぎるのかもしれません。

 

 

 

■客観的にみられる距離まで離れてみる

 

距離が近いと「お母さんはこうだったから」「世間ではこうだから」「あの家はこうだから」と比較をしてしまいます。

しかし、お子様を俯瞰してみられる距離であれば、親子という概念から離れ、1人の人として捉えるようになり、「あなたはそう思うのね」「あなたはそうするのね」とお子様自身を尊重し、他と比較することがなくなります。

いわゆる受容です。

 

本来、お子様からみた親の存在とは、お子様が困った時に絶対的に助けてくれる安心感を与えられる関係、好奇心や探求心を温かく見守ってくれる存在です(Circle of security®:安心感の輪)。

このように親子が心地よい関係性を築くには適度な距離感が必要です。

 

 

 

■相談先を明確にする

 

適度な距離感を保つためには、困った時の相談先を明確にすることです。

 

例えば、学校の宿題。

これは授業内容を理解できているか?どのように学び、答えを導いているのか?指示した範囲を取り組めているか?などを先生が把握するツールの1つです。

宿題の負担が高い様子がみられた場合、保護者が代わりに解くのではなく、担任の先生や支援の先生へご相談されるのがよいと思います。

窓口となる先生を親子で把握している必要がありますね。

 

ご家庭を中心として教育、医療、福祉それぞれが役割を担いながら、お子様1人の成長をチームとしてサポートしています。

育児は答えがすぐ出るものではないので「これで合っているのだろうか?」という不安も常について回りますが、それぞれの悩みの相談口があると安心です。

是非この機会に誰に相談すればよいか“餅は餅屋”、そして“転ばぬ先の杖”として確認してみてくださいね。

 

 

 

●宿題や友人関係など教育にまつわる悩みは学校(担任の先生、学年主任、スクールカウンセラー、特別支援コーディネーターなど)や教育委員会

●生活上で生じるお悩み(こころ、引きこもり、子育て、ひとり親など)は役所の各窓口

●子育てに特化した相談は子育て支援センターや児童相談所

●発達のお悩みや特性に関する総合的な相談は各医療機関や総合福祉相談所、発達障がい相談事業所や発達障がい児者支援センター

福祉サービス利用については相談事業所

●特性に関する支援についてはWALLESS ACADEMY含む各事業所

 

 

 

もし、親子の距離がどうにもならないときは様々な手助けとなる福祉のサービスもあります。

担当の相談員や所属されている事業所の児童発達支援管理責任者にお声掛けください。

 

 

 

 

<担当:近藤>

Share →
壁とかす なくす “WALLESS”
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
walless.net

色彩アートセラピストの先生を招いてスタッフ研修

7月某日

外部講師をお招きし、研修を行っていただきました。

 

お招きしたのは、藤田佳恵先生。

子どもたちのアトリエアートランド提携アトリエとして、アトリエ「あんずくらぶ」の主宰をされていらっしゃいます。

(藤田先生のプロフィールは下記に掲載)

 

 

 

色から見えてくる子供たちの声

「子どもの絵はこころの言葉」

と題しまして、色彩や配色に込められた思いや、形・モチーフから読み取れる意味などについてお話しいただきました。

 

 

 

「色は感情のサイン」だそうです。

子どもが自由に描いた絵。

その中には子供たちの正直な気持ちが表れているといいます。

使われている色、配色によってさまざまな感情を読み取ることが出来るようです。

また、描かれているモチーフにも、その時の関心事や心情を反映させているとのことでした。

 

 

 

今回勉強させていただきました内容は、今後の支援のために活かしていきたいと思っております。

 

 

 

 

 

 

(実際に子どもたちの絵を見ながらのながらの講義)

 

 

 

 

藤田 佳恵 氏

<プロフィール>

2005年6月アトリエ「あんずくらぶ」をオープン。子どもたちに自由な創作体験の場を提供。創作体験から養われた自信、そこから生まれる自己肯定感は、成長と共に社会生活を送る際に自ずと発揮されてきます。

2017年2月末松ハート&カラーメソッドの理念を活かした個人アトリエに変更。子どもだけでなく大人にも対応できるアトリエとして活動中。

町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー修了

色彩学校本科W10期修了

色彩心理カウンセラーコース修了(現在名称色彩アートセラピスト)

チャイルドアートカウンセラーコース修了

国際アート&セラピー色彩心理協会会員

東日本支援クレヨンネット心のケアボランティア

http://anzukko.blog28.fc2.com/

Share →
壁とかす なくす “WALLESS”
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
walless.net

福井大学准教授を招いてスタッフ研修

6月某日

 

福井大学 学術研究院教育・人文社会系部門 教員養成領域 発達科学講座 准教授 藤岡 徹 先生をお招きし、スタッフ向けに研修を行っていただきました。

 

 

 

私たちが実際に支援をしていく中で、さらに内容を充実していくために、課題を共有し、論文等を参考にご教授いただきました。

 

一般的な子どもの成長発達を理解したうえで、発達特性について学ぶことの大切さを改めて感じ、それを踏まえて、今後、お子様お一人お一人の課題解決に向けて、専門的スキルを充実していきたいと考えております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤岡先生には定期的にご指導いただく予定となっております。

 

 

 

 

 

藤岡 徹 氏

<主な研究領域>

●発達障害(自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、限局性学習症など)のある方の認知機能についての研究

●発達障害のある方の支援に関連する調査研究

●発達障害のある方の気になる行動へのアプローチ

https://tfujioka.jimdofree.com/

Share →
壁とかす なくす “WALLESS”
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
walless.net
1 2 3 5