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お知らせ・ブログ

改めて熱中症について知ろう

連日暑い日が続いていますが、体調はお変わりないですか。

 

ウォレスアカデミーの待合室の入り口の横に

 

”熱中症予防のためのリーフレット”

 

が貼られていることはお気づきでしょうか。

 

 

 

今回は改めて、熱中症予防について考えてみようと思います。

 

子どもは汗をかく能力が未発達です。

 

そのため、皮膚の血流量を増やし、体の表面から周囲に熱を逃がすことで体温を調節しています。

 

子どもは、大人よりも体重に対しての体表面積が大きいため、周囲の環境の影響を受けやすい

 

「熱しやすく冷めやすい」

 

という体格上の特徴があります。

 

気温が皮膚温よりも高い場合や、夏の炎天下、地面からの照り返しが大きな場所では、

 

子どもの深部体温は大人よりも大きく上昇し、熱中症のリスクが高くなります。

 

 

また、子どもは自分で「自らの体調の変化」を訴えられないことがあります。

 

 

・言葉で自分の体調を伝える事が苦手な場合。

 

・「楽しさに夢中になっている」と、身体に異変が起きていても気づかない場合があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱中症の予防として、次の工夫ができます。

 

 

・子どもの異変に敏感になる:

 

顔が赤い、ひどく汗をかいているなどの状態に気を配りましょう。

 

 

・こまめな水分補給:

 

喉が渇く前に、少しずつ水分と塩分を補給する。

 

そのために、水筒などを持ち歩かせましょう。

 

高温・運動時の水分補給について

 

「9〜12歳では100~250㎖を20分ごと」

 

「思春期では1時間で1~1.5ℓ」

 

以上が水分補給の目安になります。

 

 

・気温と体温に合わせて衣類を調節する:

 

通気性の良い涼しい服を着せましょう。

 

暑さに応じて脱ぎ着するようしましょう。

 

外出時には帽子をかぶりましょう。

 

 

・こまめに日陰・屋内で休憩する

 

 

・車内や屋内では適切にクーラーを使用する:

 

いつもクーラーの効いた部屋にいて汗をかかずにいると、暑さに弱くなります。

 

暑さが本格的になる前に適度な運動で暑さに強い身体をつくれるとよりよいでしょう。

 

 

 

体の健康や体調が安定することは全ての土台となります。

 

ウォレスアカデミーでの時間を充実した物にするためにも、

 

大人も子どもも改めて熱中症予防に心がけ、暑い夏を乗り切りましょう。

 

 

 

参考資料

 

厚生労働省熱中症要望のための情報・資料サイト

熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

国立成育医療研究センター 熱中症

熱中症(熱射病) | 国立成育医療研究センター (ncchd.go.jp)

 

一般財団法人 日本気象協会 熱中症ゼロへ

こんな人は特に注意!「子ども」 | 熱中症ゼロへ – 日本気象協会推進 (netsuzero.jp)

 

環境省熱中症予防情報サイト

 環境省熱中症予防情報サイト (env.go.jp)

 

 

 

(田畑)

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壁とかす なくす “WALLESS”
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
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探求心で得られるもの

好きなものにとことん取り組む。探求心で得られるもの。

 

お子さまと話していると、SNSの発達によるようで、

 

今までに比べると流行の移り変わりが激しくなっていると感じます。

 

新しい音楽、新作のゲーム、アニメ、YouTuber…etc。

 

お子さまたちには、流行や変化の激しい時代を生きているからこそ、

 

自分が「やりたい」「楽しい」と感じること、

 

興味のわくことを大切にしてほしいなと思います。

 

ウォレスアカデミーでは、支援の時間に興味や関心のある活動を共有する時間を設けています。

 

 

 

例えば、プログラミングで動くロボットを始めたお子さま。

 

やり方を知ると、自分からプログラムを打ち込み、

 

どんどんプログラムを組んで進めていきました。

 

説明書にはないような細かなシステムにまでも興味がわき、疑問が次々出てきます。

 

ロボットを動かしながら、問題を見つけ、

 

それを解決するためにはどうしたら良いのか。

 

ひとつひとつ試しながら試行錯誤されていました。

 

「とりあえずやってみよう!」

 

を合言葉に、一生懸命取り組む姿を見ていると、

 

問題を自ら見つけ、解決していくという力の強さを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

「好きこそものの上手なれ」

 

という言葉は、わたしの好きな言葉の一つでもあります。

 

活動中のお子さまたちの生き生きとした表情を見ていると、

 

「興味のあること、好きな活動にとことんチャレンジすること」

 

というのは、私たちが思っている以上に

 

お子さまの自信につながるのだなと感じられました。

 

その中で自然と「もっといいものを作りたい」、「上達したい」

 

という向上心が芽生え、試行錯誤していくのではないかと思います。

 

それらは直接、将来の仕事につながらなくても、いつかきっと、

 

「あのとき頑張ったな」

 

という自分を肯定できる経験につながるのではないかと思います。

 

 

 

わたしたち大人はついつい

 

「将来困らないように」「受験で失敗しないように」

 

と先のことを考え、口を出したくなってしまいます。

 

ですが、子どもたちが今やりたいと感じることを通して、

 

自ら課題を見つける力

 

そして見つけた課題にとことん取り組む力

 

この二つの力を育んでいくことも大切だと感じました。

 

 

そして私たち大人は、お子さまに何かをさせようとするのではなく、

 

活動に取り組むお子さまをサポートするだけでも、

 

お子さまにとって十分大切な力が育まれていくのではないかと思えます。

 

(北島)

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もしかして伝わってない?~話し方のスキルについて~

一週間ぶりに来られたお子さまに、「今週、どうだった?」と聞くことがあります。

 

おしゃべりが大好きで、「ウォレスで話したい!」と思って来られているお子さまは、この質問があると、待っていましたとばかりに話し始めます。

 

一方、事実や思いを言葉にすることに苦手さがあるお子さまの場合は、「ふつう」「別に何もなかった」という返答のこともあります。

 

 

 

しかし、ある時、いつものようにこの質問をすると「じゃあ、先生はどうだった?」と反対に質問を返されたことがありました。

 

いつもお子さまに対してしている質問なのですが、あえて自分に対してされると、

 

「え~、何かあったかな…」

「何していたかな…」

 

と、私はしどろもどろになってしまいました。

 

意外や意外、この質問、なんと答えにくいことか!こんな難しい質問を、お子さまたちにしていたのだと、改めて気づかされました。

 

 

 

「どう」「どのように」「どんな」という言葉は、その意味がかなり抽象的で、ぼんやりしていて、どこに注目して考えればいいか、分かりにくい言葉です。

 

それに対して、

 

「今日の朝はご飯を食べた?パンを食べた?」

「日曜日にお出かけはしましたか?」

「昨日は何時間寝た?」

 

など、具体的に聞くと、考える視点も明確で、答えやすいですね。

 

そのように、いざ子ども側に立って実際に聞いてみると、分かりにくかったり難しかったりと、自分の話し方については気づくことが多くありそうです。

 

 

 

また、他のお子さまからは、

 

「昨日怒られたのだけど、なんでそこまで怒られたのかが分からないんだ」

 

という声を聞いたことがあります。

 

怒られていることには違いないからとにかく謝ってその場をしのいだそうですが、

 

「何が悪かったのか」「なぜ悪かったのか」「どうしたらよかったのか」

 

は、理解できなかったようでした。

 

 

 

日本語は、特に主語や目的語などの言葉を省略してしまうことが多いです。

 

話の流れがあるのだから、当然分かっているだろうと思い、自然とそれらの言葉を取り除いて話してしまうのです。

 

もちろん、その方が無駄なく伝わることもあるのですが、具体的に話さないと実は伝わっていないこともあるようです。

 

例えば、「片づけてね!」だけでは、誰に対して言っているのか、何をどこに片づけてほしいのか、よく分かりません。

 

何度言っても子どもが言うことを聞かないと感じるのですが、実は分かっていないから動かなかったのだということもあるのです。

 

 

 

実際、細かく具体的に話すことを意識したという保護者の皆さんからは、

 

「言うことを聞いてくれることが増えた」

「怒ることが減った」

 

というお話を聞いたこともあります。

 

 

 

では、具体的にとは、いったいどう話せばいいのでしょうか。

 

そのような声かけのテクニックなどをお伝えするのが、ウォレス・ペアトレ(ペアレント・トレーニング)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は2回目の開催となりますので、子ども役や大人役になって実際に話す体験をしていただくワークをより増やして、日常生活に使えるスキルを身に付けていただけたらと思っております。

 

秋には第3回目の開催を予定しておりますので、多くの方にご参加いただけたら幸いです。

 

ちょっとした心がけで、お子さまに意外な変化が起きたりします。

 

保護者の皆さまと実践しながら、よりよい話し方について、私たちも学んでいきたいと思います。

 

(担当:西)

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言葉には強く優しい力があります ~ポジティブコミュニケーションを増やしましょう~

皆さんは、“ふわふわことば”と“ちくちくことば”を聞いたことがありますか?

 

元教員で大学教授の方の書籍から全国の学校に広まった言葉だそうですが、子どもたちにもわかりやすくて素敵なネーミングですね。

 

“ふわふわことば”とは、言われると嬉しい言葉のことです。

 

例えば、「ありがとう」「楽しいね」「いいね」「すごいね」「上手だね」「一緒にやろう「応援してる」「大丈夫?」などがあります。

 

“ちくちくことば”とは、言われると悲しい言葉・傷つく言葉のことです。

 

例えば、「キモい」「ウザい」「くさい」「バカ」「サイテー」「いなくなってしまえ」「そんなことも知らないの」「できないくせに」などです。

 

 

 

この“ちくちくことば”は、家庭内で意外と使われていたりします。

 

「なんでわからないの?」「ダメだと言ってるでしょ!」「だから言ったでしょ?」

 

他にも、「なんで○○ちゃんはいつもそうなの」「早くして」も“ちくちくことば”の仲間です。

 

お子さんにも人格やプライドがあり「失敗しちゃった」と思っている時に“ちくちくことば”を聞くと、悲しい気持ちや反抗心が芽生えます。

 

例えば「なんでできないの?」という言葉は、

 

「大丈夫?少し手伝おうか?」

 

といった、“ふわふわことば”に置き換えられるといいですね。

 

 

 

実は、大人にこそ“ふわふわことば”は必要だと思います。

 

自分と接する人、そして自分にも“ふわふわことば”を使う毎日を想像してみて下さい。

 

日々、幸せに感じる瞬間や豊かな気持ちが生まれるのではないでしょうか。

 

それがポジティブコミュニケーションです。

 

そしてポジティブコミュニケーションは、自分と自分の大切な人の自己肯定感も高めてくれます。

 

自己肯定感とは、自分自身のありのままを受け入れる力です。

 

お子さんが“ちくちくことば”を使った時には、叱るよりもその気持ちを受け止めて、その背景に目を向けることが出来るといいですね。

 

良いも悪いもありのままの姿に寄り添い、一緒に考える姿勢を持ちたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気持ちの言葉を伝えたいけれど、語彙が少ないために“ちくちくことば”を口にしてしまったり、コミュニケーションを取ることが苦手なお子さんもいらっしゃいます。

 

ウォレスアカデミーでは、お子さんそれぞれに寄り添い、自己肯定感を大切にしながら、語彙やポジティブコミュニケーションの力を増やしていきたいと思っております。

 

(白﨑)

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エレベーターに乗れるようになったAくんのお話 ~オープンから3年経って思うこと~

ウォレスのオープンから今月で3年が経ちます。

 

オープン当初から来られているお子さまも皆さん成長され、何人の子たちに背を追い越されたでしょうか・・・泣

 

見た目だけではなく、心も立派に成長されているのだと、毎回支援に入らせていただく中で感じることがたくさんあります。

 

 

 

先日、ウォレスに通所されてるお子さま(Aくん)に、

 

「ねえ、ウォレスに来たばっかりの時にさ、エレベーターも怖かったし、8階も怖かったよね?でも、今はなんで大丈夫なの?」と聞いてみました。

 

初めは、「えーわすれたー」と言いながら、なかなか話してくれませんでしたが、あることを言うと真剣に考えて話してくれました。

 

「実はさ、新しく来た小さい子が、エレベーターと、高いところが怖いと思っているんだけどね。Aくんも怖いって言ってたけど、今は怖がってないからどうして大丈夫になったか、その子に教えてあげたいんだよね」

 

すると、しばらく考えてこんなことを話し始めました。

 

「がんばって、のってみる・・・何回も乗ってみる・・・慣れてきて大丈夫になる・・・。」

 

「そっか~、怖いけど、やってみるんだ!」

 

「ん、そう!なんか分からんけど、出来た!」

 

と話してくれました。

 

 

 

初めは、言い渋っていたのに、自分と同じように困っている子がいると分かると、真剣に考えてくれました。

 

「まずは行動してみる」

「何回も行動してみる」

「習慣化してくる」

 

3年経って、立派に成長されたのだと感じました。

 

小さな男の子のために、勇気を出して話してくれたAくんのお話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入学式、進級、新たな出会いにワクワクする一方で、新しい環境に戸惑い、不安な気持ちになることが多い時期です。

 

この不安を乗り越えていくことはとても難しい事ですが、それを乗り越えた時に人は成長していくと思います。

 

その経験があるからこそ、“今”があり、“成長することができた”と、保護者さまの想いを言葉にして伝えてあげるのも良いと思います。

 

それが、親子にとってかけがえのない時間になるのではないでしょうか?

 

(前田)

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