思っていることをうまく言葉にして伝えられないお子さま
WALLESS ACADEMYでは、コミュニケーションを7つに分類し、一人一人のお子様に合わせた支援を行っています。
「1.要求」「2.拒否」「3.注意をひく」「4.挨拶」「5.感情表現」「6.質問をする」「7.体調をつたえる」
コミュニケーションを取るうえで以前からお伝えしている7つのコミュニケーション。
今回のねらいは、「1要求」と「6.質問をする」です。
絵カード使って行います。
①絵カードをテーブルに並べる
②出題者が答えの札を見てヒントを言う
③回答者が分かったら絵カードをとる
といった具合に、お子様と、スタッフで交互で問題を出し合います。
問題をうまく出せないお子様には、こちらから質問したり、ジェスチャーでされるお子様には、スタッフがその動きに言葉をつけて、動きに意味づけをして返していきます。
言葉で表現できるお子様には、「もっと、ヒントほしいな~」といいながらなるべくたくさんのヒントを言ってもらうようにしています。
初めの頃は、回答者になることの方を喜び、出題者になることに抵抗を感じるお子さんが多いです。
なぜ問題を出すことに抵抗を感じるのか。
それは、どのようにヒントを出していいのか、どのように伝えればよいのかが分からないためです。
ところが、回数を重ねることでヒントを出すのがうまくなり、自分の出したヒント(情報)で、相手が絵カードを取れることに喜びを感じるお子様が多くなってきます。
どのように伝えると良いかを考える過程は、自分の疑問や要求を伝えるときに必要な要素となります。
なかなか伝わらないときの気持ちを言葉にすることで、相手と通じ合ったときの嬉しい気持ちにも気付くことが出来るのです。
自分の言いたいことが相手に伝わるということは何よりもうれしい経験ですよね。
【豆知識】
コミュニケーションとは・・・?
コミュニケーション(communication)の語源は、ラテン語のコミュニス(communis)、すなわち共通したもの、 あるいは共有物(common コモン)と言われています。
お互いの情報には常にギャップがあります。相手がどこまで分かっているかを探り、そのギャップを埋めることで情報の共有をしていくこと。それがコミュニケーションです。
<担当:前田>
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