子どものダメな所ばかり気になってしまうとき②
以前「自分の子どものダメな所ばかり気になってしまうとき」というブログを書かせていただきましたが、今回はその続きになります。
前回の記事では、悪いところを良いように考えてみようという内容でした。
今回は、その良い悪いという評価自体を辞めて、その子を見てみようという記事になります。
そもそも、良い悪いという判断はどこから来るのでしょう?
それは「こうなって欲しい」という理想との比較であることが多いと思います。
理想通りうまくいくから良い、理想通りにいかないから悪い、そのような感じでしょうか。
このように理想を掲げてしまうと、現実とのギャップを良い悪いで判断してしまい苦しめられることが多いかも知れませんね。
このギャップを埋めるために必要なこと、それは「今ある自分を受け入れること」になります。
今ある自分というのは、上手く出来ない自分かもしれないし、上手く出来ない中でも必死にもがいている自分かもしれないし、諦めずに挑戦して少しだけ成長した自分かもしれない。
・・・でも、そんなのは結局他人と比べたら全然ダメじゃないか。
そう思われる方がいらっしゃいましたら、その気持ちを一旦横に置いてみましょう。(その気持ちをなくす必要はありません)
そして、横に置くことが出来たら、一度今までの自分を振りかえってみてください。
そして頑張ってきた自分を褒めてあげてください。
自分を褒めてあげることで、辛くてももがいている自分を微笑ましく思えたり、困難を乗り越えてきたことを認めることが出来ます。
過去の自分と比べたら今の自分は成長できている、そう思えるようになった時、「今ある自分を受け入れること」が出来るのかもしれません。
決してその他大勢の他の人と比べる必要はないのです。
お子様に対しても同様に考えることが出来たら、気持ちが楽になるかもしれません。
昔はここが苦手で10回中10回は出来ていなかったのに、10回に1回は出来るようになった!
苦手なことに挑戦し、結果出来なくても、挑戦出来たことがすごい!
理想との比較ではなく、周りとの比較でもなく、昔のその子との比較の中で少しの変化を見つけることが大事になってきます。
それが出来れば、親御さんの気持ちも楽になるかもしれません。
お子さんの状況によっては、見方を変えるなんて出来ない。
一個も成長出来ていない。
逆にとても状態が悪くなっている。
そんな風に思う時もあるかと思います。
ただ、そのように思われたという事は、この記事を見ながら少しでもお子さんの頑張ったところを探そうとされたのではないでしょうか。
見つからなかったということは、見つけようとされていることになります。
その気持ちがとても大切です。
常にお子様と一緒におられると見えないかもしれません。
他人と比較してしまうと打ち消したくなるものかもしれません。
ただ、先ほど他人との比較の気持ちを横において楽になられたのであれば、お子様の比較する気持ちに関しても横においてみて、お子様の頑張ったところを見つけていただけたらと思います。
最後まで見てくださってありがとうございます。ここまで見ていただいた人に少しでも楽になるヒントを見つけていただけたら幸いです。
<担当:中道>
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