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苦手な読書感想文が書きやすくなる方法

読書感想文は苦手なお子様が多いと思います。

読書感想文の書き方について、お子様が書きやすくなるように保護者の方からアドバイスしていただけると良いですね。

 

 

読書感想文で大事になってくることは、言いたいことをまとめることになります。

ただ、その言いたいことが中々思いつかないお子さんも多いと思いますので、まずは一番記憶に残ったシーンを見つけてもらうことから始めましょう。

 

 

例えば、「ももたろう」をお題に書いてみようと思います。

ももたろうで、皆さんの印象深いシーンは何でしょうか?

きびだんごで仲間になっているシーン

鬼を懲らしめるシーン

これらに対して、どのような感想を抱くでしょう?

 

 

●きびだんごで仲間になっているシーン

→きびだんごはどれほど美味しいのだろうか

→自分が、犬・サル・キジだったら同じようについていくだろうか?

→自分が桃太郎だったら、危険な旅にきびだんご一個で誘わない!

 

●鬼を懲らしめるシーン

→あんな凶悪な的に立ち向かうなんて、桃太郎は何て勇敢なんだろう

→あんなに痛めつけなくていいのに、話し合いで解決は出来なかったのかな

 

 

このように選ぶシーン、抱く感想はそれぞれのお子さんにとって違ったものになっていきます。

この辺りを聞いて、メモをしていきましょう。

 

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【メモ】

本を選んだ理由

本のあらすじ

本のお気に入りのシーン(登場人物)

登場人物と自分の似ている所、違う所

まとめ(こうなりたいなどの目標)

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感想については、自分とその登場人物が似ているところがあるのか、違う所はあるのか。

登場人物の行動で感動したこと、心動かされた行動は何かなどを聞いていきます。

この辺りを一緒に聞いていくのは、お子さまの考えが知れておもしろそうですね。

ただ、すぐには出てこないお子さんも多いと思うので、順番を入れ替えて、どんな人物が出てくるかなどを聞いていきながら、一番好きな登場人物などを聞いていっても良いかもしれません。

 

 

そして、前半に示したメモを埋めていったら、メモの順番に本文を書き始めます。

あらすじや登場人物に関しては、好きなシーンに関係してくるお話や、その場面に出てくる人物を書いていくといいかもしれません。

関係しない登場人物は省いてもよいでしょう。

この辺りは要約になるので、そこまで多くない分量で納めましょう。

 

 

次に、好きなシーンについては、詳しく書いていきます。

まず、好きなシーンの状況を本文の言葉を抜き出しながら書いていきます。

そして、それに対しての感情を書いていきます。

その時に、自分と似ているところや違うところ、憧れる所などを書いていくと書きやすいかもしれません。

 

 

私が書いてみるとこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

あらすじ部分は省略し、感情の部分から書きましたが、このように、自分との対比などを入れながらの感想、将来的にどのようになっていきたいのか、まで書けたら素晴らしいですね。

 

 

憧れるところなど、すぐには書けない部分も出てくると思いますが、枠組みがあることで少しでも楽になっていたたけるのではないでしょうか。

保護者の方から具体例などを提示し、その中から選んで自分の言葉で書いてもらう、というのも一つの方法です。

 

 

また何かご質問等ございましたら、LINEなどでお気軽にお問い合わせください。

少しでも読書感想文を書くのが楽しくなることを祈っています。

 

 

 

 

 

<担当:中道>

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