森で感じよう!(五感を育てる自然体験活動~ネイチャーゲーム~)
私はもともと、野外での活動が苦手で、虫も嫌い。
汚くなるのもいや。
キャンプなんて面倒くさい(これは今でもありますが…)という人間でした。
それが、今では、ヤモリの赤ちゃんや昆虫たちが何だかかわいくて、手の上にのっけてしまうほどに。
このように、私の中で変化が生じたのは、ネイチャーゲームとの出会いがきっかけです。
ネイチャーゲームとは、自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめる自然体験活動です。
落ち葉のじゅうたんを歩くと、ふかふかの柔らかさが足の裏から伝わってきます。
耳を澄ますと、風の歌や虫の足音が聞こえてきます。
クロモジという木の枝からは柑橘系の香りがしてきます。
そのように、五感(聴覚・視覚・触覚・臭覚・味覚)を通して、様々な情報を取り入れ、感じて、時にはそれを表現していく、そのような活動がネイチャーゲームです。
私は、自然体験活動を経験してから、風や雲にまで意識が向くようになり、自分の中の世界が広がったような気がしています。
また、以前は苦手だった生き物に興味がわくようになり、するとなぜだか人に対してもおおらかになったように感じています。
それは、自然とは、人間と同じ「命」を宿すものだからなのではないでしょうか。
命ある生き物や植物たちと触れ合うことで、命ある物に対する面白さ・美しさ・大切さを感じ取り、そこから思いやりや生命を大切にする心が育っていくからだと思います。
だからこそ、心を育んでいく子どもたちに、自然に触れ合う活動を、ぜひ体験してもらいたいと思っています。
また、目や耳や肌で自然を感じることは、五感を育てることにもつながります。
子どもたちは、五感を通して様々な情報を取り入れ、知識を増やすだけではなく、想像力や共感力を高めていきます。
自然を大切に思う心は、同じようにこの地球上に生を受け生まれてきた自分を大切にすることにもつながり、地球上の命が循環していることを知ることで、人と人とのつながりも大切にするようになるのです。
また、自然に守られて生きていることを知ることで、自分が多くの人に支えられて生きていることにも気づくのです。
だからこそ、子どもの時期に五感を育て、自然の良さを感じることは、健やかな成長に欠かせない大切なことだと思います。
これからの、冬の時期は野外での活動には向いていないと思いがちですが、この時期にはこの時期の楽しみがあります。
落ち葉、キノコ、種子、雪など、目を向けてみると面白いものがたくさんあります。
ご家族で出かけてみてはいかがでしょう。
林や森を歩くと、楽しみながら心と体を健やかに育てることができますよ!
さて、では最後に、ネイチャーゲームからの問題です。
<担当:西>
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