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今年の夏休みの自由研究はスムーズにすすめるかも⁈

この時期、じめじめと蒸し暑く身体も心も疲れやすくなっていますね。

寝転んでダラダラ~としているお子様を見かけると、思わず注意したくなる場面・・・ですが、ちょっと待って!

学校や習い事ではなかなかできない事。

大目に見てあげましょう。

親御さんが「きちんとしなくちゃ!しっかりとやらなくちゃ!」と怒ってばかりいると家の空気もピリピリ。

時には仕事や家事の手を抜いて、親子でぼ~っとリラックスする時間も作りたいものですね。

 

 

 

さて、数週間後にやってくる夏休み、何に取り組もうかと毎年迷うのが自由研究ですね。

きっと実験を選ばれる方もいらっしゃると思います。

そこで、実験を見守る親御さんの声かけの仕方や、上手なまとめ方の手順やコツをお伝えいたします。

知っていると、今年の自由研究は意外とスムーズに進むかもしれませんよ。

 

 

 

 

■実験手順とシーンごとの声かけ例     

 

 

①一緒に本やサイトで探して何をやるか決める

「どんなことやってみたい?」「なんでこれをやってみたいと思ったの?」「どの部分に興味がわいた?」など

 

②実験に必要な物を買いに行くなど一緒に準備をする

「家の中で使えそうなものあるかな」「これとこれどっちが実験によさそう?」「どんな結果になるだろうね」など

 

③実験をする。実験がスムーズに進むように見守る

「すごい!こんな風に変化したよ」失敗しても「失敗じゃないよ。それもデータにしよう」「手順をよく見ているね」など

 

④まとめる。いきなり清書ではなく、言葉で言ってメモに残してみよう

「今言ったこと一度メモに書こうか」「不思議だったところをもっと調べようか」「この実験で何がわかったかな」など

 

 

 

 

 

 

 

 

■実験のまとめ方

 

 

写真や絵、出来ればグラフなども使って子どもの言葉を引き出しながら、①~⑨の項目に分けて作っていきましょう。

 

①タイトル

何を調べたのかタイトルでわかるように言葉をつなげて作ってみよう。『○○大作戦』など、「おもしろそう」の基準でもいい。

 

②研究のきっかけ

自分はどこが面白いと思って決めたのかなどを書く。「ユーチューブで気になって」「○○を試してみたくて」などなんでもOK。

 

③調べる目的

「どんなことを知りたい?」「この実験でこんなことがわかるよね」など実験の目的とどんな実験をすればいいかを一緒に考えよう。

 

④用意したもの

準備した材料や器具の記録は大事。写真やメモ、イラストで描いておくとまとめやすい。

 

⑤予想

実験前にどうなるか予想しておこう。予想と違う結果になったら、なぜそうなったかを考えるチャンス。科学的思考のスイッチがオン!

 

⑥実験方法

実験の手順を、頭の中で整理するのはちょっと大変。手順を書いておく、実験の際に写真を多めに取っておくと安心。もちろんイラストでもOK。

 

⑦実験結果

どんな条件で行ったのか。結果はどうだったのか。数値や写真と共にグラフや表にして示すとわかりやすい。結果をまとめて書きましょう

 

⑧わかったこと

参考にした本なども使って、『どうしてその結果になったか』を書いてみよう。新たに気になった事や課題など、この先の展開や予想を書くのも良い。

 

⑨参考にしたもの

本や図鑑名、ウェブサイトならURLを明記しておく。

 

 

 

 

 

実験は身のまわりの不思議に気づいて何度でも試して考えるので科学的思考力が育まれます。

 

『立派な仕上がりより、子どもの達成感を大切に』

 

今年の夏休みはおうち実験で、子供の不安、親のイライラを早めに解消しましょう!

ちょっとした親のサポートがある実験は、安全面だけでなく声のかけ方次第でさらに興味が広がり、子供の思考力を深めるメリットもあります。

夏の日の親子の思い出にもなりますね。

 

 

 

 

 

参考文献:

「AERA with Kids」朝日新聞出版

「おうちで楽しむ科学実験図鑑」尾嶋好美/著  SBクリエイティブ

 

 

 

 

 

<担当:白﨑>

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