毎日「親」でなくていい
「早くしなさい!」
「忘れ物はない?」
「片付けしなさい!」
日々の子育ての中で、子どもに対してこのような声かけをすることはありませんか?
それは、「子どもの世話をちゃんとしないといけない」と思う親心、親としての自然な心情だと思います。
一方で、親が子どもの世話を焼き、先回りしてやるべきことを伝えてしまうことで、子どもの「自立心」や、自分で決めるといった「自分の意志」を育む機会を阻害してしまうかもしれません。
子どものペースを見守るためには、「視点を変える」ということが大事なポイントになってきます。
毎日「自分は親」だと思っていると、どうしてもイライラしてしまい、子どもの行動を「待つ」ということが難しくなるかもしれません。
また、親が子どもを自分のことと捉えすぎていると、細かいことが気になってしまい感情的に叱ってしまうことも増えるかもしれません。
その結果、子どもの方も萎縮し、好ましい行動が導かれない可能性が出てしまいます。
大事なことは、親自身が「自分は親」だという意識から一旦離れて子どもを眺めてみてみる、親としての立場を忘れ、「一人の人間としての目線」を持つことです。
一旦「親」から離れて子どもを見ることは、子どもの自立心や自己決定の機会を与えることになります。
子ども自身に「自分で決める」「自分でやる」経験を積ませることが、子どもの「自立心」や「自分の意志」を引き出すことにつながるのです。
365日親であり続けることは大変なことです。
子どもが自分で考えて自分で行動する機会を増やす、そして、親であり続けるストレスを減らすためにも、「毎日親でなくてもいい」という視点を持ってみるのもいいのではないでしょうか?
<担当:石倉>
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