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お買物は何のため?

先日、お子様とおままごとをしていて、夕飯の買物に行く、という場面になりました。

 

 

 

私がお店屋さんでお子様はお買物をするお客さんでした。

 

 

 

お金を支払う場面になるとお子様は携帯電話に真似したおもちゃを手にしながら「PayPayで」とおっしゃって、そのおもちゃをレジにかざしていました。

 

 

 

私はきっとお母様がそのように買物をされているんだろうなと思い、お子様がよくお母様の事を見ているな、と思いました。

 

 

 

「買物」は「店にお金を支払う事で欲しい品物を手に入れる行為」ですが、そのためには次にあげるようなたくさんの力が関わってきます。

 

 

 

・お金の認識、価値が分かる(お金が品物と交換できる物であることの理解など)

 

 

 

・お金の単位や数え方、値段の大小が分かる(自分の持っているお金で買えるかの理解など)

 

 

 

・自分の欲しい物を選ぶ(多くの物の中から選択するなど)

 

 

 

・お店の中で欲しい物を探す(店での売り場の表示の理解や物を見つけるなど)

 

 

 

・お店の人とやり取りができる(挨拶をする、相手の聞こえる声の大きさで話す、欲しい物が見つからない時に聞くなど)

 

 

 

・お金を支払う(金額丁度、又は大きなお金を出せる、小銭を素早く出せる動作ができるなど)

 

 

 

しかし、すべての力が十分でなくても買物ができる、買物の一部ができる方法はあります。

 

 

 

お金の価値が分からなくても実際のお店に行って物を選択することはできますし、信頼できる店員さんであれば持っているお金を出して、お店の人に取ってもらう、という方法もあります。

 

 

 

さらに、お店の形態や支払い方法が多様化している現在、実際のお金が出せなくてもカードや電子マネーで支払えたり、コンビニであれば一言も話さなくても買物が出来たり、セルフのレジもあります。

 

 

 

 

 

 

 

ただし、お金の価値が分からないままお金を支払ってしまう可能性など多様化する中で新たなリスクも生じ、それに対する知識や工夫は必要になります。

 

 

 

もちろん、制限なくどんなお店でも買物ができればいいと思いますが、今現在お子さんの持っている力で買物できる場所や方法がないか考えてみることも大切ではないかと思います。

 

 

 

ここまではできる、こうすればできる、この場所ならできるという工夫をしてお子様が「自分が買物に関わった」「自分で買物ができた」という経験は大きな自信につながると思います。

 

 

 

(田畑)

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