愛犬「ちょこ」と私をつなぐもの

私には愛犬「ちょこ」がいます。
年齢12歳のメス。犬種はヨークシャーテリア。
皇后雅子さまがご実家で飼われておられた「ショコラ」と同じ犬種です。
偶然にも、ショコラ=チョコレートなので、我が家の「ちょこ」と同じ!と思いきや、実は我が家の「ちょこ」は「ちょこちょこせわしなく動き回る」ことから名付けたので、意味はちょっとちがい残念賞です。
「ちょこ」は犬なので、当然言葉はしゃべりません。
もちろん、ご飯の欲しい時、どこかに連れて行ってもらえる時、嫌なことをされた時、怒られた時など、鳴き声に変化はありますが、言葉で話すことはできません。
じ~っと私の顔を見て「おすわり」をし続けているときもあり、「果たして何を訴えているのか?」全く分からず、言葉が話せるとよいのにと思うこともたびたびです。
でも、私はこの子がいないとダメなのです。
言葉がなくてもこの子から伝わってくるものがたくさんあり、それが私を支えてくれているのです。
ウォレスで私たちは、「気持ちを言葉にしよう」「言葉で気持ちを伝えよう」という取り組みを多くのお子さんとしています。
人間社会で生きていくには、それは大切なスキルだからです。
しかし、「ちょこ」からは言葉がなくてもたくさんのことが伝わってくるのですよね。
犬には表情筋があることを知っていますか?
犬は目を大きく見開いたりして気持ちを顔で表すことができると最近分かってきています。
また、じ~っと私を見ていることが多く、私がイライラしていると近づかなかったり、寂しくしていると膝に乗ってきたりと、なぜか私の気持ちも察するのですよね。
ちょこも私をよく見ているし、私もかわいいちょこを見ていることが多い、そんな相手をよ~く見ることで相手の心が分かったりするのでしょうか。
また、くっついていると肌で相手のぬくもりを感じることができたり、一緒に遊んで楽しい気持ちを共有したり、そんなやり取りがあると言葉をこえてつながる何かが私とちょこの間を行き来するのかもしれません。
これは人間においても同じなんだろうなと思う今日このごろです。
自分の子どもたちとは、仕事優先でなかなか触れ合うことができなかった私です。
孫が生まれた時には、孫の良きも悪しきもしっかり見つめて、一緒に触れ合って、たくさん遊んで、言葉のまだない赤ちゃんの時から、また大きくなってやんちゃになっても、言葉を超えたつながりを楽しんでいけたらと思っています。
それが、何よりもまず大切な、心の成長の土台となるのだと思うから。
(西)
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