ウォレス全体研修
令和6年3月、ウォレスアカデミーにて「安全管理とBCP」について確認・研修を行いました。
「安全はすべてに優先する」
を目標に災害防止と健康管理について改めて確認していきました。
何気ない場所にも危険は潜んでいます。
・潜む危険を少しでもなくす。
・なくす事が難しい場合、近づかないようにする。
お子さまを預かるアカデミーでもこの2点をより意識して取り組んで行きたいと思います。
その一環で、小さいお子様のご利用の多い5階のフロアでは、階段からの転倒を防ぐため非常階段に続く場所に安全柵を設置させて頂きました。
このように少しでも安全に過ごしていただけるよう日々心掛けていきますね。
また全体研修として昨年は普通救命救急講座としてAEDを使ったCPR訓練を実施しました。
実際に心臓マッサージとAEDを2人1組で6グループ実施しました。
・小児と大人の心臓マッサージの仕方の違い
・小児と大人の区別の仕方
・心臓マッサージをしていいかどうかの判断基準
など質問をしながらの大変有意義な講義でした。
(夛田)
壁とかす なくす “WALLESS”
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング
株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
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『好き』から生まれる”宝物”とは?
好きなこと、夢中になれることがあるとその人が持つ”宝物”が輝きます。
『好き』をきっかけに自己肯定感が高まり『好き』を通じて他者との交流が広がる事も期待できるのです。
まさに可能性という”宝物”ですね。
それを証明する研究データがこちらです。
信州大学が、発達障害のお子さん170名を20年間追跡調査して社会参加の状況を調べた研究があります。
大人になって「社会参加」や「自立生活」が良好と思われる人が全体のおよそ7割を占めていて、そのアンケートから見えてきたのが
「好きなものとのかかわり」だったのです。
Eテレでは『キラキラムチュー ”子ども応援ドキュメント”』がシリーズで放送されています。
鉄道、数字、ゲーム作り、エレベーター、おしゃれ、パン作り…など
夢中になれる大好きなものがある子ども達が登場します。
椅子にじっと座れない、疲れやすい、感情コントロールが苦手…など
生きづらさを抱えている子供たち。
だけど、みんな好きなことをしている時、好きなものを語っている時は本当にキラキラしています。
コミュニケーションが苦手で、いつもお母さんの後ろに隠れていたお子さんは、
好きなゲームを通じて、初めて会う大人ともコミュニケーションが取れるようになっていきました。
あるお母さんは園長からの「好きをどんどんやりましょう」の提案に
『そんな事でいいのか?他の子と同じがいい』
との思いがありましたが、お子さんの生き生きした姿を実感してからは、好きを伸ばす方向に気持ちが変わり自分も楽になったと話されていました。
皆さん悩み、試行錯誤されているのですね。
大好きな事だけれど、役に立たないからやめさせたいと思ってしまうのは親の気持ちとしてはあると思います。
楽しみが少なくなったり、苦手な事を押し付けられると生きづらさにつながり二次障害(不安やうつ)を引き起こす恐れがあります。
心が満たされるように『好き』を楽しむことが、子どもたちには必要で、親にとっても平和な時間の確保につながっているのですね。
実践できるものとして、例えば…
何もしない時間にお子さんは何をしているでしょう?口を出さずにそっと見守ってみましょう。
意外な『好き』が見つかるかもしれません。
ご自身の『好き』をお話するのも良いですね。
しゃがみこんで石ころを見ていたら…。
「早く来なさい」でなく、「何かな?」と見てあげましょう。
同じ目線で聞かれたことが嬉しくて「ここが光って見えた!形が面白い」など興味を持った理由を話すかもしれません。
身近な人の『共感』が好きの土台になる事もあります。
WALLESS ACADEMYでも、スタッフが『好き』に寄り添い、共感し、お子さんの『キラキラムチュー』を応援していきたいと思っております。
(白﨑)
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保護者の変化と子どもの成長
中学校3年生のお子様を持つお母様と面談をした時のこと。
そのお子様は中学校1年生の時からWALLESS ACADEMYに通っていただいています。
今までお母様も学校へ配慮をお願いされてきたり、ご本人様も辛い思いをしてこられた当時に比べ、見違えるように成長されたことを共有することができ、私自身も大変嬉しく思いました。
お子様の成長は、保護者様だけでなく、私たちスタッフの何よりの喜びでもあります。
お母様からの印象的な言葉として、
「(本人ができるようになったことを)尊重したい」
「(成長を)信じたい」
「親が構いすぎてはいけない」
とお母様自身が変わられたご様子。
手を離れ自立して行くことは寂しいけれど、成長することの方が何よりも嬉しい、と。
そんなお母様の変化をご本人様も感じ、成長につながったのではと思います。
去年の9/17に執り行いました(株)WALLESS 合同イベントにて、アカデミーのスタッフが関わる上で大切にしている以下の3つをお伝えしました。
1)お子様のそのままを受け入れること
2)お子様の成長や可能性を信じること
3)お子様の強みや得意を活かすこと
「学校へは行きたくない。でもWALLESS ACADEMYは行こうかな。」
そのような声も1人や2人ではありません。
その理由として、スタッフがこの3つの関わり方を大切にしているからなのではないか、と私は考えます。
成果は一朝一夕に現れるものではありませんが、お子様は日々成長されています。
「本当にこれでいいのか?」という保護者様やスタッフの日々の試行錯誤こそ
お子様の成長につながっていることを、私は信じています。
(近藤)
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それって、欠点なのか?どうなのか?
人は誰しもうまくいかないことで悩んだりしますよね。
これは、私の行きつけの美容院で担当の美容師さんに言われたおはなしです。
(行きつけという言葉を使ってみたかった笑)
・毛量が多いことで、髪の毛がまとまらないことを相談したところ
「お客様の毛穴は、前向きになってるんですよ。
なので、乾かすときは、流れに任せて前に乾かすといいですよ。
逆に、落ち着かせようとして、後ろに髪を引っ張ると、流れに逆らうことになってしまって、余計膨らむんです。」
と専門的なところからアドバイスしてくれました。
この話を聞いて、子どもたちの支援と同じだなと思いました。
良くないところをどうにか良くしようと、抑えようとしている間は、全くよくならない。
そうではなく、その子の特性をしっかり見て、それを生かしていく。
とてもシンプルなことですが、気づかないことが多いです。
お子さまを支援していく者として忘れてはいけないことだとあらためて気づかされるエピソードでした。
(前田)
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2024年ご挨拶
2024年がスタートしました。
2020年4月コロナ禍でのオープンでしたが、多くの方々に支えられながら、もうすぐ丸4年になります。
スタート時からご利用いただいているお子様も小学校から中学校、そして中学校から高校へと学びの場が変わったり、スタッフよりも背が高くなるなど、3年という時間の長さを、子どもたちの成長変化からあらためて気づかせてもらえています。
私たちのメッセージ「壁、とかす、なくす、WALLESS 」は、人の中にある壁、人と人の壁、制度と制度の壁、企業と福祉など、目に見えない壁を少しでもなくしたいという思い、「WALL(壁)+LESS(減らす)」から掲げました。
WALLESS ACADEMY は「困っている子どもを取り囲む壁」を少しでも溶かすことができるよう、今後もスタッフ一同お手伝いさせていただきたいと思っております。
子どもたちが日々成長するように、私たちも日々学び、支援を充実できるよう取り組んで参ります。
本年もWALLESS をよろしくお願い申し上げます。
<管理者:永田弘幸>
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