「またやってみよう」を育てる場所
先日、ワールドカップが閉幕しました。
周りが盛り上がっているのを見て、「せっかくだし見てみようかな」と観戦し始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もその一人です。
特別サッカーに詳しいわけではありませんが、気づけば毎日早起きして試合を見てしまうほど夢中になっていました。
これほど夢中にさせられた理由の一つは、「チームスポーツの面白さ」にあるように思います。
世界のトップレベルの選手たちでも、すべてのパスがつながるわけではありません。
「チャンスだ!」と思って走り出しても、味方へのパスが少しずれてしまい、相手ボールになってしまうことがあります。
それでも試合の中で少しずつ修正を重ね、より良いプレーへとつなげていきます。
相手はどこに走り出すのか。
どんなボールなら受けやすいのか。
今日のコンディションはどうなのか。
お互いを知ろうとし、理解しようとする姿勢から生まれるものなのだと感じました。
これは、人とのコミュニケーションにも通じることなのかもしれません。
以前、とあるお子さんの支援での出来事です。
支援が始まるタイミングで靴を脱いだお子さんに、「靴を教室に持っていってね」と声を掛けました。
しかし返事はありません。
本人はレゴに夢中だったのです。
そこで、レゴが一段落したタイミングで名前を呼び、もう一度声を掛けると、「はーい!」と元気に返事をしてくれました。
最初に伝えたときは、まだこちらに注意が向いていなかっただけのようです。
相手は今どんな状況なのか。
どうすれば伝わりやすいのか。
そんなことを考えながら関わり方を考え、何度もやってみることが大切なのだと改めて感じました。
「お友達がほしい」「もっとみんなと仲良くしたい」と、ここでコミュニケーションの練習をしているお子さんもいらっしゃいます。
学校や友達との関わりの中で、思うようにいかないこともきっとあると思います。
でも、ここで一緒に振り返り、「次はどうしたらうまくいくかな」と考えながら、「またやってみよう」と、何度でも挑戦してほしいなと思います。

別のあるお子さんとワールドカップの話をしていたとき、「次は4年後だね」と話すと、「4年後の自分が全く想像できません…」と話してくれました。
大人にとって4年はあっという間でも、子どもたちにとっては心も体も大きく成長する時間です。
4年後、日本代表がどんなプレーを見せてくれるのかも楽しみですが、それと同じくらい、お子さんたちがどのような姿に成長しているのか、とても楽しみです。
(北島)
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