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実は深~い関係にある 読み書きの苦手さと体の感覚

お子さまに関して、以下のようなことで気になったことはないでしょうか。

 

・姿勢が保ちづらく、猫背になってしまう

・字が上手に書けない

・体をドアなどにぶつけやすい

・集中力のコントロールができない

 

このような症状のあるお子さまの中には、自分の身体の傾きやスピード、回転を感じる「前庭覚」が未熟のために困難さを抱えている場合があります。

 

感覚を育てる遊びはたくさんありますが、今回は読み書きの苦手改善や集中力のコントロールにつながりやすい「前庭覚」を育てる遊びをご紹介します。

 

 

 

■ブランコでゆれを感じながらクイズに挑戦

お子さまがブランコに乗っているときに、近くで保護者様が指を数本立て、何本立っていたかをお子さまに当ててもらいます。

また数字や絵が描かれたカードを一瞬見せて、当ててもらうなどのクイズ形式にしても面白いかもしれません。

こういった遊びを通して、前庭覚への刺激だけでなく、目の運動が促され、板書に対する苦手さの軽減につながります。

 

 

■ぐるぐる回転ダーツ

回転するイスに乗ってぐるぐると回転しながら、ダーツなどをして遊ぶ遊びです。

体を回転させることで体の中心軸が整うと同時にタイミングよくダーツを投げることで目の動かし方も上手になります。回転を通して体の軸が整い、姿勢の改善が期待できますまた目の運動にもなることで、板書などの苦手さ軽減にもつながります。

ただし、回転スピードの出しすぎには気をつけてください。

 

 

■トランポリンで大ジャンプ

トランポリンに乗って大きくジャンプすることも上下の感覚を養うことにつながります。

大きくジャンプする際は保護者の方が手をつないであげながら、一緒に遊ぶと安全に楽しく遊べます。

上下の感覚を養うことで、姿勢の改善やリズム感が身につくことも期待できます。

 

 

■いろんな姿勢ですべり台をすべる

身近な公園のすべり台ですべるだけでも高いところから低いところへの感覚を育てることができます。

さらに、しゃがんですべったり、うつぶせですべったりと、いろいろな体勢ですべってみることも効果的ですよ。

 

 

 

 

 

 

いかかでしょうか。

ブランコやすべり台など身近な遊具を使い、遊びながらできるものも多くありますね。

他にも、キャッチボールをするだけでも目の運動になりますし、何気ない遊びの中でも様々な感覚が育っていき、それが学習につながる効果も得られることが分かります。

机に向かって勉強することもとても大切ですが、お子さまたちにとっては元気に遊ぶことも学習の一つなのですね。

 

 

 

まだまだ暑い日が続くと思われますが、様々な遊びを通して、お子さまと楽しい時間を過ごしていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

(参考文献:『発達障害の子の感覚遊び・運動遊び』 木村順・監修)

 

 

 

 

 

<担当:北島>

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