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人にもやさしく、自分にもやさしい人間になりたい

日ごろ、自分自身にどんな言葉をかけていますか?

 

 

 

「『毎日読書をする』と目標を立てたのに、3日坊主で終わってしまった」

このようなときに、自分自身になんと言葉をかけるでしょう。

 

A 「私はいつも口だけで、全然実行できないな。なにをやっても上手くいかないな。」

B 「人間だしそういうこともあるよね。また出来そうなときに挑戦してみたらいいよ。」

 

あなたはAかBだったらどちらの言葉をかけますか?

私の推測では、ほとんどの方が『A』を選んだのではないかと思います。

 

それでは、親友だと思える人に先ほどの話題を持ちかけられたとしたら、AかB、どちらの言葉をかけますか。

こちらは『B』を選んだ方が多かったのではないでしょうか。

 

 

 

“人の78%は自分自身よりも他者に優しい”という事実があるそうです。

理由はよく分かっていません。

私たちは、小さいころから人に親切にすることが大切で、自分に親切にするのは「わがままだ」「自己中心的だ」などと言われて育つことが多いです。

さらに、一般的に、懸命に努力しないと人生での成功や幸福は望めないとも言われ続けます。

「もっともっと頑張らないと、成功できない!」、「もっともっと努力しないと幸せになれない!」と思った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

 

 

 

実は、さまざまな研究から、自分にやさしくする人達の方が、物事をやり遂げようとする意欲は高まる傾向にあるのだそうです。

驚きですね!

 

●自分にやさしくする人は、たとえその目標を達成しなくても、自分自身を責めることはないと自分で分かっているので、失敗を恐れず全力を尽くすことができる。

●自分にやさしくする人は、あっさりとそれを手放すか、努力を続け、その結果として全体的にはより幸せになる。

 

なるほど。できれば人にもやさしく、自分にもやさしい人間になりたいものですね。

 

 

 

 

 

今日はセルフ・コンパッション(自分への思いやり)の考え方の要素の一つである『自己へのやさしさ』を紹介します。

 

 

①自分がつらい目にあっているときに、親友にかけるような言葉をかける

 

「体育で頑張っているけど、私だけ上手くいかない。」

このような悩みを打ち明けてくれたお子様がいらっしゃいました。

このお子様が実際にご自分にかけた言葉は「もっと頑張らないとだめだ」「みんなに追い付かないと」でした。

 

ここで、もし仲のいい友だちに同じ悩みを打ち明けられたらなんと言葉をかけるか考えてもらったところ、「みんなも一緒だよ。自分だけではないから安心してね。一緒に頑張ろう」「そんなに焦らなくても大丈夫だよ」というとても親切な言葉が出てきました。

 

セルフ・コンパッションの考え方を紹介すると、このお子様は「自分にも、もうちょっとやさしい言葉を言い聞かせればよかった」とおっしゃっていました。

 

このように、ご自分が落ち込んでいるときや悲しい時、つらいなと感じているときに、もし親友がそんな目にあっていたらなんと声をかけるだろうと考えてみてください。

そして、ぜひご自分にも親切な言葉をかけてみてくださいね。

 

~親切な言葉の例~

「つらいよね。分かるよ」

「そんなに焦らなくても大丈夫だよ」

「よく頑張ってるね」

「大丈夫だよ。なんとかなる」

「いつもあなたの味方だよ」

 

 

②自分自身に対して親切なことをする

 

ご自分の気持ちが楽になるために、なにかやっていることがありますか。

自分自身に対して親切なことをすることも、自己へのやさしさの一つです。

色々試してみて、自分の楽しいと思えるもの、リラックスできるものを見つけられると良いですね。

 

 

 

アカデミースタッフが取り入れている、気持ちが楽になることを紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

アカデミーのスタッフも試行錯誤しながら気持ちを楽にさせようとしているようです。

よろしければ参考になさってください。

 

 

 

 

 

参考書籍:『ティーンのためのセルフ・コンパッション・ワークブック』カレン・ブルース著

 

 

 

 

 

<担当:南部>

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