集中力をアップする最も良い方法は〇〇!
いきなりですがクイズです。
学校の授業や家庭での学習中、集中力をあげるためには次のうちどちらの声掛けが良いと思いますか?
A:「静かに座って集中しましょう」
B:「外に出て、運動場を一周走ってきなさい」
最近の研究結果では、集中力が必要なテストで最も成績が良かったのは、運動している子や若者だったそうです。
座っている時間が長かったり、テレビ・動画を1日3時間以上見ていた子は集中力が低いだけでなく、記憶にも定着しにくく考えることそのものが遅かったそうです。
集中するためには衝動を抑える力も必要ですが、その機能を担う脳の前頭葉(前の部分)が完成するのはなんと25歳ころ。
それまでは衝動のコントロールはあまり上手く出来ません。
教育大国のスウェーデンでは、「勉強に集中させたり、成績を上げたりするには生徒に運動させることが大事」という方針の基、体育の授業回数を増やしたり、多くの学校が朝授業が始まる前に20分程度運動する時間を設けるようになったそうです。
20分心臓がドキドキする程度の運動をすると、集中力が数時間続くため、朝や午前中に運動するのが良いそうです。
運動すると体の中では、自分にとって良いことをしたご褒美として「ドーパミン」という化学物質が放出されます。
そうすると、幸せ感をもたらせてくれるだけでなく、集中力や記憶力の良さ、発想力や自信にもつながります。
このドーパミンは、おいしいものを食べた時やSNSの投稿に「いいね!」がついた通知を見た瞬間にも放出されるそうですが、運動の後にもらえるドーパミンの方がずっと量が多いそうです。
更に、定期的な運動を継続すると、集中力が1日中続くようになるとか。
なんだか夢のような話ですね。
運動によって高められる集中力の効果は、ADHDの方に特に大きいらしく、そうでない人との集中力の差がなくなることもあるほど。
それもたった5分、激しい運動をするだけ!
↓↓ 以前のブログもご参照下さい ↓↓
「ソワソワしているのは集中していないから?」
「運動」と聞くと、つらい、苦しいイメージがあるかもしれませんが、軽い散歩や家事など、今より少し体を動かすことを意識するだけでもいいそうです。
ウォレスのスタッフの中でも8階から1階まで階段を使ったり、ラジオ体操を始めています。
日々の中で楽しみながら運動になる工夫やアイディアがありましたら、教えてくださいね。
(参考文献:『最強脳』 アンデシュ・ハンセン 新潮新書 2021)
<担当:近藤>
壁とかす なくす “WALLESS”
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング
株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
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突然の癇癪…何も言わずに黙る…それらの原因はなんだろう
WALLESS ACADEMYでは、コミュニケーションを7つに分類し、お子様に合わせた支援を行っています。
「1要求」「2.拒否」「3.注意をひく」「4.挨拶」「5.感情表現」「6.質問をする」「7.体調をつたえる」
今回はその中で「1要求」についての支援方法をご紹介いたします。
コミュニケーションを取りたい理由の一番は、自分の要求を相手に伝えることです。
自分の要求を伝えられて、相手がそれを分かってくれたなら、それは素晴らしいコミュニケーションなのです。
もしこれがスムーズにできなかったら、私たちはどうなるでしょう。
気持ちをうまく伝えられないのは、とても辛いことです。
そして、その辛さすら分かってもらえない…気づいてもらえない…
結果、癇癪が起きたり、どうせ分かってもらえないからと何も言わなくなってしまったり、思ったことと違うことを言ってしまったり。
きっと子どもたちは、様々な方法で表現してくれているのではないでしょうか。
そんな様子を見て
「この子は、すぐ怒る、我慢の出来ない子」
「黙ってて、何にも言わない!自分の考えがないのかしら?」
「この子は、なんてあまのじゃくな事ばっかり言って!」
などと思ってしまうかも知れませんね。
言いたいことはいっぱいあるけど、どうやって伝えたら(要求)したらいいか分からない。
それゆえに、癇癪、黙る、あまのじゃくになってしまっているとしたら…。
周りの方の見方も変わってくるのではないでしょうか?
自分の要求を伝えることが苦手なお子様に対しての支援方法の一つとして
①小さいことから要求を認めていく
②それが次の要求につながっていく
③「○○がおわってからね?」我慢する時間を設ける
④「○○はできないけど△△はできる」
というふうに、お子様の成長の具合に合わせて支援していき、子どもたちの要求の言葉が出る手助けをしていきます。
すぐに効果が出るものではないので、日々の積み重ねが大切になってきます。
また、それらを円滑に進めるためには、語彙を増やすことや文章の組み立て方なども大切になってくるため、WALLESS ACADEMY
では合わせて支援の内容に組み込んでいます。
(これらは7つのコミュニケーション全てに言えることなので、コミュニケーションを苦手とするお子様には合わせておこなっています)
<担当:前田>
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お子様に対する見方を180度変える方法!
「うちの子、〇〇が苦手で…」
「全然じっとしてくれなくて…」
「とてもおしゃべりで…」
お子様の様子をお伺いしている中で、このような言葉が聞かれることがあります。
そんな時、私たち支援者は見方を変えてお伝えすることがあります。
一見、弱点や課題と思われる特徴の見方を変えることを「リフレーミング」と言います。
直して欲しいと思う「弱点」や「短所」といった枠(フレーム)から外し、「強み」として捉え直すのです。
先ほどの例で考えると、
「全然じっとしてくれなくて…」
→活発で好奇心旺盛
「とてもおしゃべりで…」
→表現力が豊か
こんな風に考えてみるといかがでしょう。
目の前にあるものをさまざまな角度から見つめ、そこに価値を見出すことこそがリフレーミングなのです。
「考え方を変えるだけで何が変わるの?」と思われるかもしれません。
しかし、子どもの可能性を伸ばす上でメリットは大きいのです。
弱点や短所ばかりに気を取られていると、お子様のいいところは見えてきません。
才能の芽にも気付きにくくなってしまうのは、非常にもったいないことです。
ポジティブな視点を養うことで、お子様の長所や才能の小さな芽に気付いてあげられるようになりたいですね。
<担当:石倉>
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感情コントロールの第一歩は…温度計⁈
人は様々な場面で感情を感じます。
感情は危険から身を守ってくれます。
その反面、感情に振り回されて苦しむこともあります。
例えば、おなかに違和感を感じたら、皆さんはどう思いますか?
「おなかがすいているのかな」
「心配事のせい?」
「病気かな」
もし病気だったらと思うと、もっともっと不安になって余計に具合が悪くなってしまいますね。
感情は3つの要素に分けて考えることができます。
考え、体のヒント、行動の3つです。
先ほどの例は、体が教えてくれるヒントにもさまざまな要因が考えられるという例です。
強い感情を感じていても、正しいアラームか間違ったアラームかを区別する必要がありますよね。
感情とうまく付き合うために、まず自分が感じている感情がどんなものなのかを知らなくてはいけません。
そのために子どもたちと一緒にしていることの一つが、感情の温度を測ることです。
感情の温度の測り方はこんな感じです。
◆雪が降ったとき
いやな気持ち 4
びっくりした気持ち 2
ウォレスに来たくない気持ち 0
◆運動の時間
楽しい気持ち 3
→体を動かしたら 8 になった
◆自分の順番が近づいてきたとき
落ち着かない気持ち 7
→深呼吸をしたら 3 になった
漠然と「今どんな気持ち?」と聞かれても答えられなかったお子さまが「温度計ある?」と言って自分の気持ちの変化を表現できるほどになったりします。
自分の感情に気づくことは、感情コントロールの第一歩です。
<参考資料:「子どものための感情探偵プログラム セラピストガイド」 福村出版>
<担当:南部>
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「こどもの宿題が終わらない…」とイライラした経験ありませんか?
毎日当たり前のようにある宿題。
「集中すればすぐに終わる」と感じる量なのに、1問解いては関係ないことをお話し始めたり、ちょっと休憩!などと違うことをしてみたり・・・
宿題がなかなか進まないお子さまを見て、「早く終わらせれば、その分自由な時間も増えるのに」などともどかしい気持ちになったことがある親御さんも多いのではないのでしょうか?
宿題に時間がかかることは、お子さまにとっても親御さんにとっても、負担になることだと思います。
しかし、それはお子さまの特性が深く関係しているのかもしれません。
ウォレスでは学習する際に、お子さまお1人お1人に合わせて、活動しやすい環境を提供できるよう心がけています。
例えば
◆長い間じっとしているのが苦手なお子さま
学習の前後や合間に思い切り身体を動かして、動きたい気持ちを発散する時間を設ける
◆違うことに目がいき、集中するのが苦手なお子さま
学習とは関係のないものは見えないように片付ける
まとめて終わらせるのではなくて、こまめに休憩をとる
◆読み書きが苦手なお子さま
範囲を短くしたり、教材を拡大コピーする
デジタル機器を使用する
また、終わったという結果だけに注目するのではなく、
「始められたんだね」
「もうここまで進められたんだね」
「あと少しだね」
などと、お子さまの行動できたというプロセスに着目しながら声かけをしています。
毎日一緒にいると、ついついできていないことに目がいきがちですが、
できていることを言葉でお伝えしていくこと
頑張ったことを認めるということ
で、「できた」ということをご自身に実感してもらい、お子さまの自己肯定感を育てることに繋げていけたらと思います。
<担当:伊東>
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