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お知らせ・ブログ

  • お子さまの「学校に行きたくない」気持ちとの向き合い方

    夏休みももうすぐ終わり、いよいよ授業がスタートしますね。

    学校が始まることに対して不安を抱えているお子さまもいらっしゃるかもしれません。

     

     

     

    ある日突然、「もう学校に行きたくない」とお子さまが言い出したら、皆さんはどう思われますか?

     

    出てくる感情は「ショック」でしょうか。

    何かに対する「怒り」でしょうか。

    それとも、深い「悲しみ」でしょうか。

     

    感じられたそのお気持ちはどれもその通りだと思います。

    この言葉を聞くと、ご家族は戸惑いを隠せないことでしょう。

    それと同時に、自分が何かを言ってしまうと子どもを責めてしまうのではないか…辛い気持ちにさせてしまうのではないか…など、様々なことが思い浮かんで、対応に悩んでしまいますね。

     

     

     

    実は私自身、高校時代は不登校でした。

    学校に行くことに大変なストレスを感じていたのですが、ある日突然教室に入ることが出来なくなっていました。

    当時は、クラスメイトに対する拒否感を感じていたと記憶しています。

    せっかく頑張って学校に行っても、「もう帰りたい」と涙し、すぐに家族に車で迎えに来てもらうこともありました。

     

    今思い返せば、この苦しい状況を自ら脱することが出来ず、誰かに助けて欲しかったのだと思います。

    自分なりのSOS、「助けて」のサインでした。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    この経験から「決してお子さまを責めないで、すべてを受け入れて欲しい」そんな気持ちがあります。

    誰か1人でもそばにいてくれる大人がいれば、子どもは安心できます。

    あなたは守られている存在であるとこちらから伝えていけると良いですね。

     

     

     

    「学校に行きなさい。」

    「勉強をしなさい。」

    「ゲームはもういい加減にしなさい。」

    このような言葉かけだと、お子さまは自分の行動や存在を否定された気持ちになり、大人を信じられなくなります。

    更には、「自分はどうせ学校も行けないし何もできないどうしようもない人間だ」と自分を責める恐れがあります。

     

    今は動画視聴やゲームに夢中でも、勉強にまったく興味が無くても、見守ってみてはいかがでしょう。

    「あなたが生きていてくれるだけで嬉しい」と包み込んでくれる優しさが子どもたちには必要で、精一杯の愛情をお子さまに注いであげられたら、それはとっても素敵なことです。

     

     

     

    では、お子さまが心からお話が出来る大人は誰がよいと思われますか?

    私は、親御さんでも学校の先生でも、そして私たちウォレスアカデミーのスタッフでもよいと思っています。

     

    「この人は僕(わたし)の話を聞いてくれるし、否定しない。自分を認めてくれている!」と思ってもらえれば、今はそれで十分です。

    今後のことは長い時間をかけて一緒に考えていければよいと思います。

     

     

     

    お子さまの「学校に行きたくない」という気持ちを受け入れてあげることには時間がかかるかもしれません。

    もし保護者の方が辛くなった時は、第三者や関係機関に相談することも重要です。

    一人で抱え込まないように、そしてお子さまも守ってあげられるように。

    自分の心に耳を傾けながら、お子さまにも向き合っていただきたいと思います。

     

     

     

    ちなみに私は辛い高校時代を過ごしておりましたが、3年生の時に「自分のことをもっと知りたい」「相手の気持ちが考えられる人間になりたい」と感じ、心理学を学びに大学へ進学し、就職しました。

     

    今こうして皆様にお会いできたことも、あの時の辛い経験があったからだと思います。

    もし、お子さまが「学校に行きたくない」と悩んでいたらこの話を思い出してくださいね。

     

     

     

     

     

    <担当:瀧野>

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  • 色彩アートセラピストの先生を招いてスタッフ研修

    7月某日

    外部講師をお招きし、研修を行っていただきました。

     

    お招きしたのは、藤田佳恵先生。

    子どもたちのアトリエアートランド提携アトリエとして、アトリエ「あんずくらぶ」の主宰をされていらっしゃいます。

    (藤田先生のプロフィールは下記に掲載)

     

     

     

    色から見えてくる子供たちの声

    「子どもの絵はこころの言葉」

    と題しまして、色彩や配色に込められた思いや、形・モチーフから読み取れる意味などについてお話しいただきました。

     

     

     

    「色は感情のサイン」だそうです。

    子どもが自由に描いた絵。

    その中には子供たちの正直な気持ちが表れているといいます。

    使われている色、配色によってさまざまな感情を読み取ることが出来るようです。

    また、描かれているモチーフにも、その時の関心事や心情を反映させているとのことでした。

     

     

     

    今回勉強させていただきました内容は、今後の支援のために活かしていきたいと思っております。

     

     

     

     

     

     

    (実際に子どもたちの絵を見ながらのながらの講義)

     

     

     

     

    藤田 佳恵 氏

    <プロフィール>

    2005年6月アトリエ「あんずくらぶ」をオープン。子どもたちに自由な創作体験の場を提供。創作体験から養われた自信、そこから生まれる自己肯定感は、成長と共に社会生活を送る際に自ずと発揮されてきます。

    2017年2月末松ハート&カラーメソッドの理念を活かした個人アトリエに変更。子どもだけでなく大人にも対応できるアトリエとして活動中。

    町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー修了

    色彩学校本科W10期修了

    色彩心理カウンセラーコース修了(現在名称色彩アートセラピスト)

    チャイルドアートカウンセラーコース修了

    国際アート&セラピー色彩心理協会会員

    東日本支援クレヨンネット心のケアボランティア

    http://anzukko.blog28.fc2.com/

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  • 「ちゃんとしなさい」って説明できますか?

    日常生活の中で、このような声掛けをしたことはありませんか?

    「ドアは静かに閉めなさい」

    「綺麗に片付けなさい」

    「ちゃんとしなさい」

    これらはもしかすると、お子さまがやり方を理解されていないことから起こっている行動かもしれません。

     

     

     

     

     

     

    これらはどのように学んでいくことができるでしょうか?

    口頭の言葉だけではなく、大人が正しく「提示」をして「実体験を通して学ぶ」「物事を経験すること」によって解決に繋がることがあります。

    お子さまが物事を知るには、まずは実物に触れ、実際に体験することがとても大切なのです。

     

     

     

    これは学習にも共通するところがあります。

    「プリントでの文章問題がわからない」というお子さまがいらっしゃいます。

    大人は文章を読んで内容を想像したり、直接的に書かれていないことに対しても経験などから補うことができます。

    ですが、お子さまにとって、経験していないことを想像するというのは、なかなか難しいことなのです。

    学習というと「机で勉強すること」というイメージが強いですが、日常生活や身の回りの体験から、気づきや発見をヒントとして得ることで、お子さまが主体的となり定着していくことがあります。

     

     

     

    適切な環境で「お子さま自身が望む教育」「お子さまに合った方法」を取り入れることによって、お子さまの「やってみたい」という気持ちを大切に自発的な活動を促し、様々な能力の獲得に繋がればと思います。

     

     

     

    参考文献:『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』田中昌子著

     

     

     

     

     

    <担当:伊東>

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  • 今、依頼の増えている保育所等訪問支援とは

    2022年7月19日発行された福井新聞に掲載されました記事をご紹介いたします。

    特別支援学校小学部を卒業後、中学からは地域の公立中学校に通っているという、発達障害を抱えた男子生徒の記事です。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    記事で紹介されているマサトさん(仮名)、実は、WALLLESS ACADEMYの放課後等デイサービス支援、保育所等訪問支援をご利用されているお子様です。

     

     

    このお子様の保育所等訪問支援では、訪問支援員が毎月1回学校の方に訪問しており、集団生活の中での様子を見させていただき、気付いたことなどを記録におさめています。(記事の文中参照)

     

     

    弊所のこのサービスを受けられている保護者の方からは、「学校の中で、自分の子どもがどのように過ごしているのかが分かってありがたいです」と、喜びの声をいただいております。

    また、支援記録は学校とも共有しており、それぞれのお子様が持つ苦手さの対応方法として参考にしていただいているところも多いです。

     

     

    現在、WALLLESS ACADEMYの保育所等訪問支援登録者数は、約50名。

    訪問先は、幼稚園、保育園、こども園、小学校、中学校などにわたります。

    主に3名の訪問支援員が、何の授業を見に行くとよいか、時間割を参考に学校や園とともに毎月計画を立てて訪問しております。

     

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  • 子どもに自信を待たせていくための声掛けをはじめてみましょう

    宿題が思うように進まないとき

    お友達とケンカしてしまったとき

    学校でいやな授業があるときなど、

    「学校に行くのいやだな。休みたい。」

    「もうあのお友達とは遊びたくない…」

    「宿題がわからないから、もうやらない!」

    お子さまが何かをあきらめそうになってしまうことはありませんか。

     

     

    そんな時、保護者の方はなんと声をかけてあげるとよいでしょう。

    「そんなに嫌なら、やらなくていいよ」

    でしょうか。それとも

    「そんなこと言ってないで、最後までちゃんとやりなさい」

    でしょうか。

    あなたはいかがですか?

     

     

     

    このような場合、大人が正解を決めるのではなく、お子さまの決定を尊重してあげてほしいなと思うのです。

    お子さまの心の中には、最後まであきらめたくない気持ち、でもうまくいかなくてもどかしい気持ちが混ざっています。

     

     

    「学校に行きたくないくらいつらいんだね」

    「いつも頑張ってるの知ってるよ」

    とお子さまの気持ちを聴きながら共感していただき、お子さまが次にどうするか見守ってみてください。

    そして、お子さまが自分で決めて行動できたあとには、結果に関わらず「頑張ったね」とお子さまの頑張りを認めてあげてください。

     

     

    もし行動に移すことができなくても、お子さまにとってはたくさん悩んで決めたこと。

    できなかったことを責めたりせずに、温かく受け止めてあげて欲しいなと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    大好きな保護者の方に褒めてもらえたり、お話を聞いてもらえたら、きっと「頑張ってよかったな」と自分の頑張りを認めることができます。

    そしてそれが自信になり、「苦手なことにもチャレンジしてみよう!」というエネルギーになっていきます。

     

     

    日頃の声掛けで、その後のお子さまの行動は少しずつですが変化していくと思います。

    大人が正解を決めてしまわず、お子さまの決定を尊重し、その決定を認める、そんな声掛けの仕方を取り入れてみてはいかかでしょうか。

     

     

     

     

     

    <担当:北島>

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