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あなたのお悩みは 変えられるもの?変えられないもの?

人生生きていると色んなことが起こりますね。

そんな時に「こんな風に考えると楽になる」という考え方がありますのでご紹介いたします。

 

 

その一つは、タイトルにもあるように「変えられるものと変えられないものを分ける考え方」になります。

 

 

 

この記事を書く際に、このタイトルで調べてみると、ラインホルド・ニ―バーという人がヒットしました。

見てみるとこんなことを言っているようです。

 

 

 

「変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。

変えるべきものを変える勇気を、そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。」

 

 

 

私も知らなかったのですが、良い言葉ですね。

実際、“変えることの出来ないもの”を受け入れることはとても辛いことです。

また、“変えるべきこと”を“変える”ということも、大変で勇気がいることでしょう。

そして、“変えたいもの”が“変えることが出来ないもの”だった場合、自分の気持ちとは反対の“変えられないもの”としてを受け入れることは難しいと思います。

ただ、“変えられないもの”を“変えよう”とすると苦しくなってしまうのも事実です。

 

 

 

少し分かりにくかったかも知れません。

そのようなことをイメージしやすくするときに使う物語を一つご紹介します。

 

 

 

映画によくある、流砂に落ちるシーンを思い浮かべてください。

そして、もがけばもがくほど沈んでいってしまうシーンを思い浮かべてください。

流砂の中で一番してはいけないことは、もがくことです。

生き延びるためには、仰向けになり手足を広げ、砂の表面に浮かぶことが大切になります。

ただ、これはとても難しく勇気がいります。

何とかしようと本能的に体を動かしてしまえばしまうほど、流砂の底に沈んでしまいます。

仰向けになることは、気持ち的には落ち着きませんが、実はもがくよりもずっと楽なことです。

 

 

 

このように、変えようと苦しんでいる期間が続くととても辛くなってしまうこともあると思います。

一度変えることを辞めてみて、変えられるものなのか、変えられないものなのか振り返ってみるのも良いかもしれません。

 

 

 

今あなたの抱えている悩みはどちらでしょうか?

もし迷ったら、相談してみてくださいね。

では、今回はこの辺で。少しでも気持ちが楽になる考え方のヒントになることを願っています。

 

 

 

 

 

参考文献:

ラス ハリス. 武藤 崇(監訳)(2012).よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー) 星和書店

 

 

 

 

<担当:中道>

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「ことばの発達」には何が必要だと思いますか?

2021年1月より児童発達支援事業が始まり、小学校へ入学する前のお子さまのご利用も増えてきました。

そこで今回は「ことばの発達」についてお話しいたします。

 

 

 

「ことばの発達」には何が必要だと思いますか?

 

 

 

まずは、ことばの「入口(目、耳、皮膚感覚)」と「出口(口、手指)」、そして聞いた音を正しく解釈し自分から発信しようとする「脳」が整っていることです。

 

 

また、生まれてから1歳になるまでの間に、身近な大人からの適切な語りかけの環境の中で、ことばを理解する力(きく、よむ)、発する力(はなす、かく)が身についていくと言われています。

 

 

そして、大人と関わっていく中でこころ(精神面)も発達していきます。

こころの発達は、肌の触れ合いから始まり、味覚、情緒と育っていき、初語(初めて話す言葉)につながっていきます。

こころの発達はことばの発達にとって欠かせない大切なことです。

 

 

からだやこころが発達しながら大人とやりとりをしていく中で、こどもたちは「伝えよう」という意欲が芽生えます。

ことばを話すための大前提は、「言いたい!」「〇〇してほしい!」などのお子さまの「伝えたい」という気持ちです。

 

そのような気持ちが高まるためにできることとして、日々の生活の中で次の2つを意識してみてください。

 

 

「聞き上手になる」

 

 

お子さまが何かを伝えようとしているときは、聞き流してしまうと話す意欲を徐々になくしてしまいます。

上手く言えなくても“ちゃんと聞いているよ”という態度を示し、「楽しかったんだね」など気持ちを翻訳して経験したことと結び付けてあげましょう。

この“受け止める”“言葉に置き換える”ことが、話そうとする気持ちを高めます。

 

 

「話の種をたくさんつくる」

 

 

こどもの興味がわきやすい話題をみつけ、話の種をたくさんつくり、“伝えたい”という気持ちを育てるような声掛けを心掛けてみましょう。

 

 

 

 

参考文献 :

毛束 真知子(2002)「絵でわかる言語障害~言葉のメカニズムから対応まで~」学研

 

 

 

 

 

<担当:近藤>

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お母さんへ「いつもありがとう」

明日は母の日ですね。

旧丸岡町の一筆啓上日本一短い母への手紙をまねて、スタッフも母への思いをしたためてみました。

 

 

 

■いつも私の一番の理解者でいてくれて本当にありがとう。

いつまでも元気でいてね。

 

 

■大好きだった あなたの昆布巻き

私には出せない あの味を もう味わうことはできません。

あなたは一生私が追い付けない偉大な母です。

 

 

■「もう、なーんもできないよ」そう言いながらこないだお手玉作ってくれたね。

おしゃべりでほっとさせてくれる。

いつも心配してくれる。

笑ってくれる。笑ってくれる。

けっこう忙しいんじゃない?

“ひーふ―み―”何10年ぶりかに、お手玉して遊ぼうか。

 

 

■あまり本音で語れないけど 感謝しています。

いつもありがとう。

 

 

■小柄な母へ

器の大きさを誇りに思っています。

 

 

■帰ったらいつも変わらぬ態度で迎えてくれることで、私も素の自分に戻れて安心できます。

ありがとう。

第二の人生、自分の好きなことを見つけて楽しんで過ごしてくれることが、娘としてうれしいですよ。

 

 

 

WALLESSでカーネーションを作ったり、お手紙を書いたりしたお子様もいらっしゃいます。

「そんなの恥ずかしい~」「お手紙どうやって書くといいの?」や、できたカーネーションを壊さないようにそっと優しくカバンに入れて持って帰る姿。

お母さんのことを思い浮かべて作業している様子が伝わってきました。

直接思いを伝えることが難しい方は、母に思いをはせるだけでも良いかもしれないですね。

 

 

 

 

 

 

日々頑張っていらっしゃるすべてのお母さん

「いつもありがとう♡」

 

 

 

 

<担当:前田>

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「ありがとう」の反対語ってごぞんじですか?

「ありがとう」っていい言葉ですね。

誰かから感謝されると、うれしい気持ちになって、「もっと頑張ろう」と思ってしまいますから不思議です。

 

 

ところで「ありがとう」の語源って皆さんご存じですか。

ありがとうは仏教用語だそうです。

「有り難し」からきたものです。

「人の生を受くるは難く、死すべきものの、生命あるも有り難し」が元になっているそうです。

「人として生まれ、生涯を送るのはきわめてまれなこと。

必ず死に向かうこの命が今あることは喜ぶべきこと」という意味だそうです。

 

 

 

ちなみに、ありがとうの反対の意味の言葉ってなんでしょう。

「どういたしまして」でしょうか。

「滅相もございません」でしょうか。

 

 

 

正解は「あたりまえ」です。

有り難いは「なかなかないこと」ということですから、普通にあること、つまり「あたりまえ」が反対の意味になるのだそうです。

 

 

 

日頃あたりまえにしてしまっていることってたくさんありますよね。

ご飯が食べられること、夜眠れること、目が見えること、耳が聞こえること、友達と会って話せること、行きたいところへ行けること・・・

これみんなあたりまえのことでしょうか。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、今まであたりまえに思っていたことがあたりまえのことではなくなりました。

世界中の人が不安で孤独な思いをしていることと思います。

 

 

こんな時だからこそ、日頃あたりまえにしてしまっていることに目を向けてみませんか。

あたりまえと思っていたことは実はあたりまえではなく「ありがたい」ことなのだと。

 

 

 

 

 

 

人間は愚かなもので、失くしてしまった時に、そのあたりまえのありがたみに気付くのです。

何気ない小さなことに感謝できる。

なかなかできないことですが、見方を変えるだけで、思い方を変えるだけで、状況はよくなるかも知れません。

 

 

もしお子さまが、ほかの子と比べて出来ないことがあったとしても、なにか一つできることがあったら、ぜひ声に出して認めてあげて欲しいのです。

「書けなかった漢字が書けるようになった」でもいいですし、「お友達に優しい言葉をかけられた」でもいいのです。

大人にとってあたりまえのことでも、子どもにとっては難しく、大変なことかもしれないからです。

お子さまの小さな変化や成長に、しっかり気付くことのできる私たちでありたいですね。

 

 

 

 

 

<担当:南部>

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粗大運動と微細運動とは?知って日常生活に取り入れよう

「粗大運動」と「微細運動」という言葉を聞いたことがありますか?

 

どちらも人間が社会的な活動を送る上で必要不可欠になってくる運動能力のことです。

私たちが普段何気なく行っている活動でも、これらの運動能力やいろいろな部位の力を使っています。

実は発達障がいのあるお子さまの中には、これらの運動が苦手な方もおられます。

今回はこの2つの運動についてのお話と取り組みをご紹介させていただきます。

 

 

 

■粗大運動とは?

 

粗大運動とは、歩く、走る、跳ぶなどの動物らしい基本的な動きのことを指します。

赤ちゃんの寝返りやハイハイ、バランスをとることもその一つです。

粗大運動への苦手さが見られる場合、授業中に姿勢の保持が難しく、座っていることへの困難さをかかえることもあります。

 

 

 

■微細運動とは?

 

微細運動とは、字を書く、お箸を使うなどの、手や指を使った細かく精密な動作を必要とする動きのことを指します。

これらに苦手さが見られる場合、ボタンを留められなかったり、靴ひもが結べなかったりなど、社会生活で様々な困難さが見られやすくなります。

 

 

 

■WALLESS ACADEMYでの取り組み

 

どちらの運動能力もバランスの良い発達が大事です。

支援の中でもこれらの運動能力の発達を促す活動を行っています。

 

 

微細運動としてクラフトを始めた利用者さまの例をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

これらのクラフトブックを使って取り組んでいます。

最初は簡単なクラフトから始まり、今ではレベルの高いものにもチャレンジ。

手先の細かな器用さが求められる場面でも、投げ出すことなく、最後までやりきることができるようになりました。

 

 

 

 

 

 

たくさんの昆虫たち!

このほかにも8階待合室にたくさんの作品が飾ってありますので探してみてくださいね。

 

他にも、粗大運動が苦手なお子さまには風船バレーを行ったりと、お子さまが楽しく活動できるように取り入れています。

 

 

 

■日常生活に取り入れる

 

粗大運動、微細運動どちらもすぐに能力が上がるわけではありません。

日々の生活でも積極的に取り入れていくことが大切です。

 

例えば、お子さまとお散歩をしたり、公園で遊ぶ、エレベーターを使うのではなく階段で上り下りしてみる。

また、時間があるときには積極的に工作に取り組んでみるなど、日常生活の中で簡単なことからはじめてみてはいかがでしょうか。

 

活動していく中で、うまくいかないことがあっても焦らず、お子さまの興味をもって取り組む姿を見守りましょう。

そしてお子さまがチャレンジできたことをたくさんほめてあげてくださいね。

保護者の方も一緒に楽しみながら、お子さまの「できた!」を感じてみてください。

 

 

 

 

 

<担当:北島>

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