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お知らせ・ブログ

  • 気持ちの表現~ポジティブな気持ちとネガティブな気持ち

    「気持ちってどこにあるの?」

    と聞かれて、多くの子が「ここにあるよ」と胸に手を置かれることでしょう。

    しかし、「今どんな気持ち?」と聞いても、胸の扉を開けて見ることはできないので、うまく言葉で答えられない子も多いのではないでしょうか。

    そう、気持ちは見えないから、よくわからないのです。

     

     

     

    ウォレスアカデミーでは、そのように気持ちを話すことが苦手なお子さんと一緒に、いろいろな課題に取り組んでいます。

     

     

     

    先日の支援の中で、たくさんの気持ちの言葉を「ポジティブ」と「ネガティブ」なものに分類してみました。

    40個ほどの言葉を、そのお子さまの感じ方で二つに分けてみると、その表を見てこうつぶやきました。

     

    「ネガティブな気持ちもたくさんあるんだね」

     

    そうです。

    人間にはポジティブな気持ちもネガティブな気持ちも両方あるのです。

    そのことに、気づくことができました。

     

     

     

     

     

     

    ネガティブな気持ちを持つことがよくないことだと思ってしまう時はありませんか?

    いえ、人間なのだから、ネガティブな気持ちもあって当然なのです。

     

     

     

    続けて、心のシーソーの左右に「ポジティブな気持ち」と「ネガティブな気持ち」を乗せたことをイメージしてもらいました。

    すると、そのお子さまからまたまたつぶやきが。

     

    「嫌な勉強ばかりしていると、ネガティブの方にシーソーが傾いて壊れてしまうかもしれない。でも、好きなゲームばかりしていても、ポジティブの方に傾いて、これもシーソーが壊れてしまう。だから、ポジティブな気持ちとネガティブな気持ちが同じくらいだと、ちょうど釣り合っていいんだね。」

     

    その発見に、さらに驚かされました。

     

    「嫌なことがあって、シーソーが傾いてきたなと思ったら、楽しいことをしてバランスよくするといいね。」

     

    そして授業の最後には、自分で気持ちのコントロールをする方法も見つけ出すことができたのでした。

     

     

     

    子どもの学ぶ力は素晴らしいですね。

    このように、子ども自身が学んでいく姿を目の当たりにすると、感動して心が震えます。

     

    ここで作られた気持ちの分類表は、いろいろな活動をするときに掲示して、書かれている言葉を見ながら、その時々の気持ちを言葉で表す練習に使っています。

    気持ちの表現は大変難しい課題ですが、このように子ども自身が感じたり気づいたりすることを大切に、ウォレスアカデミーでは、お子さんと一緒に一歩ずつ取り組んでいます。

     

     

     

     

     

    <担当:西>

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    放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

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  • 便利!お子様でも使えるスケジュール管理アプリ

    「子どもが自分で学校の用意ができない」

    「やり方を毎回教えないとわからない」

    「目的地への行き方を覚えられない」

    など、日常の中で「自分で出来るようになってほしい・・・」と思うこと、もしかしたら多いかも知れませんね。

     

     

     

    今回はスケジュール管理について、お子様にも分かりやすく、使いやすそうなアプリを見つけたのでそちらをご紹介していきます。

     

     

     

     

     

    1.アシストガイド

     

    何をやるのかという事を視覚的に提示することが可能になるアプリです。

    アシストガイドは、softbankさんが出されているアプリになります。

     

    AppStore版

    https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89/id1483888327

     

    Google Play版

    https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.softbank.assist

     

     

     

     

     

     

    こちらのアプリのすごい所は、前述したように視覚的に手順を提示することができる点にあります。

    例えば、学校に行く前に必要なものとして、ランドセル、水筒、体操袋がある場合、それらの写真を撮って登録をしておくことができます。

    そして、写真を見ながら、用意ができているか、忘れているものがないか、を確認することができるのです。

     

     

     

     

    2.Habitica

    自分がタスクをこなすことで、主人公が成長していくというアプリになります。

    こちらは、初期設定は英語になっているかもしれませんが、設定で日本語に変えることが出来るので最初の設定は親御さんが手伝うと良いかもしれません。

     

    App Store版

    https://apps.apple.com/jp/app/habitica-gamified-taskmanager/id994882113

     

    Google Play版

    https://play.google.com/store/apps/details?id=com.habitrpg.android.habitica&hl=ja&gl=US

     

     

     

    こちらは、自分でやる作業を決めていき、それらをこなすことが出来ると、ゲーム内通貨を獲得したり、経験値を稼ぐことが出来ます。

    そのため、ゲーム内のキャラクターが徐々に成長する様子を楽しみながら、お子さん自身も成長していることを実感することが出来ます。

    また、ゲーム内通貨は自由に消費することも出来るので、消費して現実のご褒美を親御さんがお子さんに挙げることも出来ます。

    こちらのアプリはRPG好きのお子さんであれば楽しみながらやれるかもしれませんね。

     

     

     

     

     

     

    実際、このようなスケジュール管理をするのはお子さんのうちでやることは難しいことも多いです。

    ですが、その子にあったツールが見つかるとピッタリハマることもあります。

     

     

    スケジュール管理についてのアプリを今回は紹介させていただきましたが、ご本人さんの準備状態によっては中々導入自体が難しいこともあります。

    ですが、お子さまの方から「そのようなツールがないか」と聞かれた時に、すぐに提案してあげられるとよいかも知れませんね。

    この情報がいつか役に立っていただければと思います。

     

     

     

     

    <担当:中道>

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  • 読み書きの苦手さの原因を探ろう

    “黒板の板書ができない”

    “文章をうまく読めない”

    ”文字を書くことが難しい”

     

    読み書きにおいて様々な苦手を抱えているお子さまがいらっしゃいます。

     

     

     

    人間は文字を捉える時

     

    1.見て形がわかる…図形や視覚の認知

    2.見たものを覚えておく…視覚の記憶

    3.言葉と音の関係がわかる…音韻の認識

     

    という三つの要素を組み合わせて、文字を認識しています。

     

     

    こういった視覚認知の能力の要素のどれかに苦手さがある場合、冒頭のような症状として表れてきます。

    他にも、とまっているものを見続けられない、動いているものを見続けられないなどの症状や、文章を読んだりするときに生じる眼球の動き(眼球運動)なども、読み書きの苦手さとして表れてきます。

     

     

     

    これらの苦手さは外からは非常に見え辛いものでもあります。

    また、お子さま自身も、自分にこのようなつまずきがあることを多くの場合気付いていません。

     

     

     

    そのため、お子さまの努力や教育が足りないなどの誤解が生まれ、それがお子さまの悩みの種となり、苦痛や挫折感に発展することも少なくないのです。

     

     

     

     

     

     

    人の性格は十人十色。

    特性もまた同じです。

     

     

     

    WALLESS ACADEMYでは、まずお子さまが何につまづいているのかを知り、お子さまの持つ強みを生かしながら一人ひとりの苦手さに合わせてアプローチしていきます。

     

     

     

     

     

    <担当:伊東>

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  • ひとつ大きくなる喜び。

    桜のつぼみも、ピンク色に染まり、いつの間にかチューリップのつぼみが膨らみ、色とりどりのパンジーの花が咲き誇っています。

    子どもたちの心も、進級や、進学に向けて、様々な思いが沸き上がってきていることでしょう。

     

     

     

    子どもたちの一年はとても成長が早く、私たち大人の比ではありません。

    中には、うちの子「何にもできなくて」「成長が無くて」と思っている方がいらっしゃるかも知れません。

    でも、ちょっと立ち止まって振り返ってみてください。

    「1年前の我が子」と「今目の前にいる我が子」比べてみていかがでしょう?

    小さいことでもいいのです。

    なにか変化はありますか?

     

     

     

    例えば、

    靴を自分で履けるようになった。

    嫌いなものが、一つ食べれるようになった。

    もしかしたら、反抗期でかわいくないな~と思うことが増えているかもしれません。

    しかしそれも、成長のひとつ、自分の考えをしっかり持ち始めた証拠です。

    歩けなかった我が子が歩き始める、言葉を話し始めるなど、目に見えての成長は分かりやすいですが、目に見えないものは少し分かりづらいかもしれませんね。

    しかし、子どもたちは、着実に成長しています。

    その成長は、もしかしたらとてもゆっくりかも知れませんし、周りのお子さんと比べたときまだまだと思うかも知れません。

    ですが、その子が、昨日より今日、今日より明日成長していればそれでよいのです。

     

     

    いかがですか?

    お子様の成長したところをみつけることができましたか?

    もし、見つけることができたなら、それを言語化してお子様に伝えてあげてください。

    きっと、進級、進学の素敵なプレゼントになると思います。

     

     

     

     

     

    <担当:前田>

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  • 脳内の不思議~ワーキングメモリとは

    「ワーキングメモリ」って聞いたことありますか?

     

     

    ワーキングメモリ

    日本語に訳すと「働いている記憶」です。

    情報を一時的に頭の中にとどめておきながら、目的に合わせて取り出したり考えるたりする働きをおこないます。

    (一時的に書き留めておくイメージから「脳の黒板」ともいわれています)

     

     

    ちなみに、すでに学習された情報が記憶され、完全に自分のものとなり蓄えられる場所のことを長期記憶といい、こちらは脳から考えずに取り出せるもので、ワーキングメモリは使いません。

     

     

     

    ■こんなことありますか?

     

    キッチンからリビングに来たものの、「あれ、何しに来たんだっけ?」と思い出せないことありませんか?

    おそらく何かを取りに来たのだろうけど、キッチンからリビングに移動するという運動に気を取られて、覚えていたことを忘れてしまう。

    そんなこと、大人でもありますよね。

    「目的を覚えておく」ことこそが、ワーキングメモリの基本的な働きなのです。

    実はこの「目的を覚えておく」こと、子どもにとっては大人が思うほど簡単なことではないのです。

     

     

     

    ■大人ができること

     

    「ワーキングメモリ」は脳の「ボトルネック」だと表現されることがあります。

    ボトル本体が脳の長期記憶であるとしましょう。

    入り口であるボトルネックが細いと、すばやく水(情報)を下部(長期記憶)へと送り込むことはできないでしょう。

    一度にたくさんの水(情報)が入ってきたときには、あふれてしまうかもしれません。

     

     

     

     

     

     

     

    ワーキングメモリの大きさは子どもによってそれぞれ違います。

    ワーキングメモリが小さいためになかなか情報が入っていかなかったり、それを使って作業ができなかったりして困っているお子さまもいます。

    そういったお子さまに必要なのは、「ろうと」の役割をしてくれる周りの大人からの適切な支援です。

     

     

     

    ウォレスでは、マンツーマンで支援をさせていただいている強みを生かし、お子さま一人一人に合わせて学習の仕方を工夫しています。

    複雑な課題の場合、情報量を少なくし、短い言葉で簡潔に指示することも重要です。

    ワーキングメモリの弱いお子さまは、課題や文章を見たとき、文章の量や内容の複雑さに圧倒されて考えることをやめてしまったりします。

     

     

    その一方で、細かいステップで課題を行っていると、目的を見失ってしまうこともあります。

    「目的」を思い出し、今、自分のすべきことを考え実行するために、大人の側がお子さまの見通しを持てるように工夫したり、適宜まとめてあげることで目的を意識させたりします。

     

     

     

    日々感じるのは、お子さまの特性は千差万別であるということ。

    それぞれのお子さまにあった適切な対応ができるよう、支援方法を常に模索し話し合いを重ねております。

     

     

     

    <参考資料:「ワーキングメモリを生かす効果的な学習支援」困難な子どもの指導方法がわかる! 湯澤正通・湯澤美紀 著>

     

     

     

     

     

    <担当:南部>

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