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お知らせ・ブログ

  • お子さまにあった学習方法をみつけましょう

    先日のこと

    「先週教えてもらったことを忘れちゃって…」

    と申し訳なさそうに話してきたお子さまがいらっしゃいました。

     

     

    大丈夫!人間は忘れる生き物です!

    ただ、忘れているばかりでは前に進むことは出来ませんので、必要なことは覚えていかなくてはいけません。

    新しいことを覚えようとするとき、1度聞いただけではなかなか難しいものですよね。

    だから私たちは日常生活の中で何度も何度も繰り返すことで覚えていくのです。

     

     

    学習に対してもそうです。

    ほとんどの方は、ご自身が覚えるまで、理解できるまで、何度も繰り返し繰り返し勉強してきたことと思います。

    学習したことが定着するためには、反復が必要不可欠なのです。

     

     

     

    ■2種類の学習方法

     

    皆さんに質問です。

    覚えた知識が、より長く記憶にとどまる学習法はどちらだと思いますか?

     

     

    ①集中学習

    学習直後に復習を行う学習方法

     

    ②分散学習

    最初に学習した内容について、間隔をあけて復習を繰り返すという学習方法

     

     

     

    答えは ②分散学習 だそうです。

    脳医学の分野では、間隔を開けて反復学習を行うと「記憶が長い期間定着する」という脳内のはたらきが明らかにされているそうです。

    長く知識を定着させる方法として、今日勉強したなら、まずは1~2日後に復習し、その次は1週間後、その次は1か月後…という形でしだいに間隔を開けて復習することで記憶を強力に脳に刻む、という研究もなされているそうです。

     

     

     

    ■休憩を取ろう

     

    学習効率を上げるためには、休憩時間を設けることも大切です。

    ウォレスに来られているお子さんでも、1時間勉強したら休憩時間を設けるという勉強方法を試したところ、今までより夏休みの宿題がはかどったというお子さまもいらっしゃいました。

     

    少しずつコツコツと勉強するのはとても根気がいります。

    1度に覚えられなくてもあきらめずに何度も復習することや、自分の集中力はどのくらいかを知って上手に休憩を取ることができるといいですね。

     

     

     

    夏休みが開けて、学校が始まりました。

    宿題やテスト勉強で、お子さまお一人お一人に合った学習スタイルを見つけられるよう、今後もサポートして参ります。

     

     

     

     

     

    参考文献:『子育てベスト100』加藤紀子著

     

     

     

     

     

    <担当:南部>

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    放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

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  • お子さまの「学校に行きたくない」気持ちとの向き合い方

    夏休みももうすぐ終わり、いよいよ授業がスタートしますね。

    学校が始まることに対して不安を抱えているお子さまもいらっしゃるかもしれません。

     

     

     

    ある日突然、「もう学校に行きたくない」とお子さまが言い出したら、皆さんはどう思われますか?

     

    出てくる感情は「ショック」でしょうか。

    何かに対する「怒り」でしょうか。

    それとも、深い「悲しみ」でしょうか。

     

    感じられたそのお気持ちはどれもその通りだと思います。

    この言葉を聞くと、ご家族は戸惑いを隠せないことでしょう。

    それと同時に、自分が何かを言ってしまうと子どもを責めてしまうのではないか…辛い気持ちにさせてしまうのではないか…など、様々なことが思い浮かんで、対応に悩んでしまいますね。

     

     

     

    実は私自身、高校時代は不登校でした。

    学校に行くことに大変なストレスを感じていたのですが、ある日突然教室に入ることが出来なくなっていました。

    当時は、クラスメイトに対する拒否感を感じていたと記憶しています。

    せっかく頑張って学校に行っても、「もう帰りたい」と涙し、すぐに家族に車で迎えに来てもらうこともありました。

     

    今思い返せば、この苦しい状況を自ら脱することが出来ず、誰かに助けて欲しかったのだと思います。

    自分なりのSOS、「助けて」のサインでした。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    この経験から「決してお子さまを責めないで、すべてを受け入れて欲しい」そんな気持ちがあります。

    誰か1人でもそばにいてくれる大人がいれば、子どもは安心できます。

    あなたは守られている存在であるとこちらから伝えていけると良いですね。

     

     

     

    「学校に行きなさい。」

    「勉強をしなさい。」

    「ゲームはもういい加減にしなさい。」

    このような言葉かけだと、お子さまは自分の行動や存在を否定された気持ちになり、大人を信じられなくなります。

    更には、「自分はどうせ学校も行けないし何もできないどうしようもない人間だ」と自分を責める恐れがあります。

     

    今は動画視聴やゲームに夢中でも、勉強にまったく興味が無くても、見守ってみてはいかがでしょう。

    「あなたが生きていてくれるだけで嬉しい」と包み込んでくれる優しさが子どもたちには必要で、精一杯の愛情をお子さまに注いであげられたら、それはとっても素敵なことです。

     

     

     

    では、お子さまが心からお話が出来る大人は誰がよいと思われますか?

    私は、親御さんでも学校の先生でも、そして私たちウォレスアカデミーのスタッフでもよいと思っています。

     

    「この人は僕(わたし)の話を聞いてくれるし、否定しない。自分を認めてくれている!」と思ってもらえれば、今はそれで十分です。

    今後のことは長い時間をかけて一緒に考えていければよいと思います。

     

     

     

    お子さまの「学校に行きたくない」という気持ちを受け入れてあげることには時間がかかるかもしれません。

    もし保護者の方が辛くなった時は、第三者や関係機関に相談することも重要です。

    一人で抱え込まないように、そしてお子さまも守ってあげられるように。

    自分の心に耳を傾けながら、お子さまにも向き合っていただきたいと思います。

     

     

     

    ちなみに私は辛い高校時代を過ごしておりましたが、3年生の時に「自分のことをもっと知りたい」「相手の気持ちが考えられる人間になりたい」と感じ、心理学を学びに大学へ進学し、就職しました。

     

    今こうして皆様にお会いできたことも、あの時の辛い経験があったからだと思います。

    もし、お子さまが「学校に行きたくない」と悩んでいたらこの話を思い出してくださいね。

     

     

     

     

     

    <担当:瀧野>

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  • 色彩アートセラピストの先生を招いてスタッフ研修

    7月某日

    外部講師をお招きし、研修を行っていただきました。

     

    お招きしたのは、藤田佳恵先生。

    子どもたちのアトリエアートランド提携アトリエとして、アトリエ「あんずくらぶ」の主宰をされていらっしゃいます。

    (藤田先生のプロフィールは下記に掲載)

     

     

     

    色から見えてくる子供たちの声

    「子どもの絵はこころの言葉」

    と題しまして、色彩や配色に込められた思いや、形・モチーフから読み取れる意味などについてお話しいただきました。

     

     

     

    「色は感情のサイン」だそうです。

    子どもが自由に描いた絵。

    その中には子供たちの正直な気持ちが表れているといいます。

    使われている色、配色によってさまざまな感情を読み取ることが出来るようです。

    また、描かれているモチーフにも、その時の関心事や心情を反映させているとのことでした。

     

     

     

    今回勉強させていただきました内容は、今後の支援のために活かしていきたいと思っております。

     

     

     

     

     

     

    (実際に子どもたちの絵を見ながらのながらの講義)

     

     

     

     

    藤田 佳恵 氏

    <プロフィール>

    2005年6月アトリエ「あんずくらぶ」をオープン。子どもたちに自由な創作体験の場を提供。創作体験から養われた自信、そこから生まれる自己肯定感は、成長と共に社会生活を送る際に自ずと発揮されてきます。

    2017年2月末松ハート&カラーメソッドの理念を活かした個人アトリエに変更。子どもだけでなく大人にも対応できるアトリエとして活動中。

    町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー修了

    色彩学校本科W10期修了

    色彩心理カウンセラーコース修了(現在名称色彩アートセラピスト)

    チャイルドアートカウンセラーコース修了

    国際アート&セラピー色彩心理協会会員

    東日本支援クレヨンネット心のケアボランティア

    http://anzukko.blog28.fc2.com/

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  • 「ちゃんとしなさい」って説明できますか?

    日常生活の中で、このような声掛けをしたことはありませんか?

    「ドアは静かに閉めなさい」

    「綺麗に片付けなさい」

    「ちゃんとしなさい」

    これらはもしかすると、お子さまがやり方を理解されていないことから起こっている行動かもしれません。

     

     

     

     

     

     

    これらはどのように学んでいくことができるでしょうか?

    口頭の言葉だけではなく、大人が正しく「提示」をして「実体験を通して学ぶ」「物事を経験すること」によって解決に繋がることがあります。

    お子さまが物事を知るには、まずは実物に触れ、実際に体験することがとても大切なのです。

     

     

     

    これは学習にも共通するところがあります。

    「プリントでの文章問題がわからない」というお子さまがいらっしゃいます。

    大人は文章を読んで内容を想像したり、直接的に書かれていないことに対しても経験などから補うことができます。

    ですが、お子さまにとって、経験していないことを想像するというのは、なかなか難しいことなのです。

    学習というと「机で勉強すること」というイメージが強いですが、日常生活や身の回りの体験から、気づきや発見をヒントとして得ることで、お子さまが主体的となり定着していくことがあります。

     

     

     

    適切な環境で「お子さま自身が望む教育」「お子さまに合った方法」を取り入れることによって、お子さまの「やってみたい」という気持ちを大切に自発的な活動を促し、様々な能力の獲得に繋がればと思います。

     

     

     

    参考文献:『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』田中昌子著

     

     

     

     

     

    <担当:伊東>

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  • 今、依頼の増えている保育所等訪問支援とは

    2022年7月19日発行された福井新聞に掲載されました記事をご紹介いたします。

    特別支援学校小学部を卒業後、中学からは地域の公立中学校に通っているという、発達障害を抱えた男子生徒の記事です。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    記事で紹介されているマサトさん(仮名)、実は、WALLLESS ACADEMYの放課後等デイサービス支援、保育所等訪問支援をご利用されているお子様です。

     

     

    このお子様の保育所等訪問支援では、訪問支援員が毎月1回学校の方に訪問しており、集団生活の中での様子を見させていただき、気付いたことなどを記録におさめています。(記事の文中参照)

     

     

    弊所のこのサービスを受けられている保護者の方からは、「学校の中で、自分の子どもがどのように過ごしているのかが分かってありがたいです」と、喜びの声をいただいております。

    また、支援記録は学校とも共有しており、それぞれのお子様が持つ苦手さの対応方法として参考にしていただいているところも多いです。

     

     

    現在、WALLLESS ACADEMYの保育所等訪問支援登録者数は、約50名。

    訪問先は、幼稚園、保育園、こども園、小学校、中学校などにわたります。

    主に3名の訪問支援員が、何の授業を見に行くとよいか、時間割を参考に学校や園とともに毎月計画を立てて訪問しております。

     

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