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お知らせ・ブログ
福井東ロータリーアクトクラブ様より教材を寄贈して頂きました。
令和5年6月、ウォレスアカデミーにて福井東ロータリーアクトクラブ様より教材の寄贈がありました。
「発達障害についての卓話」とういうことで、障害児への福祉サービスとして当事業所が提供しているサービスや発達障害の3つの特性についてご説明。
アカデミーの1日の流れや実際に使用している教材のご紹介、
またアカデミーでの活動で、お子さまに合わせた教材を充実させると良い点をご説明させて頂き、
それをふまえて、今回寄贈頂く教材をご紹介させていただきました。
その後、2グループに分かれて実際にいくつかゲームを体験していただきました。
実際に、卓話に参加された皆さまからは、
発達障害について初めて聞いたという意見もあり、
どういった活動ができるのか、またお子さまの強みを、
どう引きだしているのかを知って頂く良い機会になったとの事でした。
素敵な教材を頂き、どうもありがとうございました。
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング
株式会社WALLESS(ウォレス)
〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
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探求心で得られるもの
好きなものにとことん取り組む。探求心で得られるもの。
お子さまと話していると、SNSの発達によるようで、
今までに比べると流行の移り変わりが激しくなっていると感じます。
新しい音楽、新作のゲーム、アニメ、YouTuber…etc。
お子さまたちには、流行や変化の激しい時代を生きているからこそ、
自分が「やりたい」「楽しい」と感じること、
興味のわくことを大切にしてほしいなと思います。
ウォレスアカデミーでは、支援の時間に興味や関心のある活動を共有する時間を設けています。
例えば、プログラミングで動くロボットを始めたお子さま。
やり方を知ると、自分からプログラムを打ち込み、
どんどんプログラムを組んで進めていきました。
説明書にはないような細かなシステムにまでも興味がわき、疑問が次々出てきます。
ロボットを動かしながら、問題を見つけ、
それを解決するためにはどうしたら良いのか。
ひとつひとつ試しながら試行錯誤されていました。
「とりあえずやってみよう!」
を合言葉に、一生懸命取り組む姿を見ていると、
問題を自ら見つけ、解決していくという力の強さを感じました。
「好きこそものの上手なれ」
という言葉は、わたしの好きな言葉の一つでもあります。
活動中のお子さまたちの生き生きとした表情を見ていると、
「興味のあること、好きな活動にとことんチャレンジすること」
というのは、私たちが思っている以上に
お子さまの自信につながるのだなと感じられました。
その中で自然と「もっといいものを作りたい」、「上達したい」
という向上心が芽生え、試行錯誤していくのではないかと思います。
それらは直接、将来の仕事につながらなくても、いつかきっと、
「あのとき頑張ったな」
という自分を肯定できる経験につながるのではないかと思います。
わたしたち大人はついつい
「将来困らないように」「受験で失敗しないように」
と先のことを考え、口を出したくなってしまいます。
ですが、子どもたちが今やりたいと感じることを通して、
自ら課題を見つける力
そして見つけた課題にとことん取り組む力
この二つの力を育んでいくことも大切だと感じました。
そして私たち大人は、お子さまに何かをさせようとするのではなく、
活動に取り組むお子さまをサポートするだけでも、
お子さまにとって十分大切な力が育まれていくのではないかと思えます。
(北島)
放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング
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もしかして伝わってない?~話し方のスキルについて~
一週間ぶりに来られたお子さまに、「今週、どうだった?」と聞くことがあります。
おしゃべりが大好きで、「ウォレスで話したい!」と思って来られているお子さまは、この質問があると、待っていましたとばかりに話し始めます。
一方、事実や思いを言葉にすることに苦手さがあるお子さまの場合は、「ふつう」「別に何もなかった」という返答のこともあります。
しかし、ある時、いつものようにこの質問をすると「じゃあ、先生はどうだった?」と反対に質問を返されたことがありました。
いつもお子さまに対してしている質問なのですが、あえて自分に対してされると、
「え~、何かあったかな…」
「何していたかな…」
と、私はしどろもどろになってしまいました。
意外や意外、この質問、なんと答えにくいことか!こんな難しい質問を、お子さまたちにしていたのだと、改めて気づかされました。
「どう」「どのように」「どんな」という言葉は、その意味がかなり抽象的で、ぼんやりしていて、どこに注目して考えればいいか、分かりにくい言葉です。
それに対して、
「今日の朝はご飯を食べた?パンを食べた?」
「日曜日にお出かけはしましたか?」
「昨日は何時間寝た?」
など、具体的に聞くと、考える視点も明確で、答えやすいですね。
そのように、いざ子ども側に立って実際に聞いてみると、分かりにくかったり難しかったりと、自分の話し方については気づくことが多くありそうです。
また、他のお子さまからは、
「昨日怒られたのだけど、なんでそこまで怒られたのかが分からないんだ」
という声を聞いたことがあります。
怒られていることには違いないからとにかく謝ってその場をしのいだそうですが、
「何が悪かったのか」「なぜ悪かったのか」「どうしたらよかったのか」
は、理解できなかったようでした。
日本語は、特に主語や目的語などの言葉を省略してしまうことが多いです。
話の流れがあるのだから、当然分かっているだろうと思い、自然とそれらの言葉を取り除いて話してしまうのです。
もちろん、その方が無駄なく伝わることもあるのですが、具体的に話さないと実は伝わっていないこともあるようです。
例えば、「片づけてね!」だけでは、誰に対して言っているのか、何をどこに片づけてほしいのか、よく分かりません。
何度言っても子どもが言うことを聞かないと感じるのですが、実は分かっていないから動かなかったのだということもあるのです。
実際、細かく具体的に話すことを意識したという保護者の皆さんからは、
「言うことを聞いてくれることが増えた」
「怒ることが減った」
というお話を聞いたこともあります。
では、具体的にとは、いったいどう話せばいいのでしょうか。
そのような声かけのテクニックなどをお伝えするのが、ウォレス・ペアトレ(ペアレント・トレーニング)です。
今回は2回目の開催となりますので、子ども役や大人役になって実際に話す体験をしていただくワークをより増やして、日常生活に使えるスキルを身に付けていただけたらと思っております。
秋には第3回目の開催を予定しておりますので、多くの方にご参加いただけたら幸いです。
ちょっとした心がけで、お子さまに意外な変化が起きたりします。
保護者の皆さまと実践しながら、よりよい話し方について、私たちも学んでいきたいと思います。
(担当:西)
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全体必須研修の実施報告
令和5年5月、ウォレスアカデミーにて全体必須研修を実施し、「虐待防止・身体拘束・感染症対策」について会社全体で確認しました。
■虐待防止について
虐待の区分、身体的・性的・心理的・放棄放置・経済的の5つの観点において、具体例を挙げながら気を付けるべき点などを確認。
それらを踏まえて、障害児通所施設WALLESS ACADEMYにおいての虐待防止について特に重点的に話し合いました。
■身体拘束について
やむを得ず身体拘束を行う時の留意点等について確認しました。
■感染症対策について
感染症対策の基本である「持ち込まない 拡げない 持ち出さない」に基づき、感染症の基礎知識や嘔吐物の処理方法を確認していきました。
スタッフ全員で情報を共有し、皆さまに安心して通所いただけるよう、運営を行ってまいります。
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言葉には強く優しい力があります ~ポジティブコミュニケーションを増やしましょう~
皆さんは、“ふわふわことば”と“ちくちくことば”を聞いたことがありますか?
元教員で大学教授の方の書籍から全国の学校に広まった言葉だそうですが、子どもたちにもわかりやすくて素敵なネーミングですね。
“ふわふわことば”とは、言われると嬉しい言葉のことです。
例えば、「ありがとう」「楽しいね」「いいね」「すごいね」「上手だね」「一緒にやろう「応援してる」「大丈夫?」などがあります。
“ちくちくことば”とは、言われると悲しい言葉・傷つく言葉のことです。
例えば、「キモい」「ウザい」「くさい」「バカ」「サイテー」「いなくなってしまえ」「そんなことも知らないの」「できないくせに」などです。
この“ちくちくことば”は、家庭内で意外と使われていたりします。
「なんでわからないの?」「ダメだと言ってるでしょ!」「だから言ったでしょ?」
他にも、「なんで○○ちゃんはいつもそうなの」「早くして」も“ちくちくことば”の仲間です。
お子さんにも人格やプライドがあり「失敗しちゃった」と思っている時に“ちくちくことば”を聞くと、悲しい気持ちや反抗心が芽生えます。
例えば「なんでできないの?」という言葉は、
「大丈夫?少し手伝おうか?」
といった、“ふわふわことば”に置き換えられるといいですね。
実は、大人にこそ“ふわふわことば”は必要だと思います。
自分と接する人、そして自分にも“ふわふわことば”を使う毎日を想像してみて下さい。
日々、幸せに感じる瞬間や豊かな気持ちが生まれるのではないでしょうか。
それがポジティブコミュニケーションです。
そしてポジティブコミュニケーションは、自分と自分の大切な人の自己肯定感も高めてくれます。
自己肯定感とは、自分自身のありのままを受け入れる力です。
お子さんが“ちくちくことば”を使った時には、叱るよりもその気持ちを受け止めて、その背景に目を向けることが出来るといいですね。
良いも悪いもありのままの姿に寄り添い、一緒に考える姿勢を持ちたいものです。
気持ちの言葉を伝えたいけれど、語彙が少ないために“ちくちくことば”を口にしてしまったり、コミュニケーションを取ることが苦手なお子さんもいらっしゃいます。
ウォレスアカデミーでは、お子さんそれぞれに寄り添い、自己肯定感を大切にしながら、語彙やポジティブコミュニケーションの力を増やしていきたいと思っております。
(白﨑)
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